2007年12月31日月曜日

2008年に向けて

もう2007年も残り僅かです。
今年もいろいろなスポーツに楽しませてもらいました。

もちろん、好きな野球、フィギュアには特に感謝です。

来る2008年も
また来る2008年こそ
野球界がさらにいい方向に向かうことを願っています。

それ以外のスポーツに対しても同様の思いです。

2008年は言うまでもなく北京五輪の年です。
オリンピックイヤーです。

しかし、日本は国際スポーツ界で不利な面をいろいろと被っています。
あげればキリがないでしょう。

柔道、
日本が発祥の地であるにも係わらず
国際柔道連盟の理事のイスを失ったこと。
判定の不可解さになかされていること。

レスリング、
不可解な判定で
北京五輪の枠をまだ取れていない階級があること。
判定の不可解さはいまに始まったことではなく繰り返されていること。

スキー系の競技、
ジャンプ、ノルディック、モーグルなど日本が実力を上げてくると、
決まってその後に日本に不利に働くルール変更が行われること。

ハンドボール、
明らかに恣意的な連盟運営と判定。

などなど、思いつくままにあげてもまだまだあります。
なぜ、そうなってしまうのか?

日本人特有の気質。

『勝敗よりも礼節を重んじる』
『フェアプレーに徹する。』

武士道精神、侍魂の国のなせることです。

日本独特のスポーツは、
スポーツというより武道というもので
精神鍛錬の場でもあるでしょう。

それに引き換え、欧米のスポーツとは
発祥がそもそも『殺し合い』『見世物』です。
ここが、一番の差でしょう。

だから、柔道なり、空手なり、剣道などといった日本発祥のものが、
国際競技になるとそのルール、
かたちが歪められていってしまう根本の原因だと思います。


さて、野球とベースボールは違うといわれます。
たしかに同じものであって、否なる部分があると思います。
が、直近の野球の世界大会では日本野球が世界一です。
2006年のWBCの結果です。

五輪から野球が消えようとしている時、
もう一度、野球を種目復活させるためにも
北京五輪で金メダルを取って欲しい!

アメリカ、キューバ以外の国が金メダルをとってこそ、
復活の雰囲気が上がると思うのです。
また、それは日本でなくてはいけないのです。
日本野球は世界一なのですから。

野球少年のためにも、底辺拡大のためにもぜひ、
北京五輪で野球日本代表が金メダルを獲得してほしい。
それが、2008年のワシの一番の願いです。

このブログをご覧いただいた方、
2007年、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

2007年12月30日日曜日

日本野球改革提言 番外編

この時期、スポーツ紙でも、
一般紙のスポーツ欄にも
片隅に乗っている少年野球の大会がある。

NPB12球団ジュニア、トーナメント大会。

その大会の正式名称だ。
お分かりのとうり、
セ・パ、12球団のジュニアチームがトーナメント形式で戦う大会だ。
始まったのは3年前。今年で3年目だ。

もっと、野球関係のメディアはこの大会を取り上げて欲しい。
とても素晴らしい意義のある大会だと思う。

近のプロ野球機構のした事の中で、最もいい企画だ。

小学生5,6年生を対象にして、
12球団の各フランチャイズ地域からチームを編成。
女子選手もOKだ。
監督は各チームのOBが努めている。

最大の魅力は、12球団と全く同じユニホームを着て試合が出来ることだ。
自分の地元の球団のユニホームと寸分たがわぬもの。
嬉しいに決まってるではないか。

まさに、自分がその球団の選手となり
プロ選手になったような疑似体験が出来る。
各球団の永久欠番も背負える。
巨人軍ジュニアなら、1番、3番、14番、16番など
阪神ジュニアなら、10番、11番、23番など
広島ジュニアなら、3番、8番などだ。

自分がそんな機会を与えられたらどんなに嬉しいか!
どんなに野球が好きになるか!
想像するだけでもワクワクする。

永久欠番の意味は、周りが教えてくれるだろう。
その選手の事に興味も持つだろう。
球団の歴史にも興味が沸くだろう。

ことしは、オリックス・ジュニアが優勝したが
本当にいい企画だとおもう。さらに、続けていって欲しい。

望むならば、中学生、高校生も対象して拡大していってほしい。
その為には、アマチュア規定をいち早くクリアにすることだ。

少年野球では、女子選手もいる。
中学生やシニアでも女子選手はいる。
大学生、社会人でも女子選手はいる。
さらにいえば、プロ野球規則も今は改正されて、
女子選手は認められている。

認めていないのは、あの高校野球連盟だけだ。
言い分は『男子、女子の体力差に危険がある』
との事だが、大学、社会人、プロまで認めている現状では何の説得力も持たない。

これだけでも、あの組織がいかに唯我独尊かがわかる。

このようないい大会が、大人のエゴで線引きされて、
全世代で開催できないような現状をいち早く解決して欲しいと本当に思う。
野球の底辺拡大のために。

2007年12月29日土曜日

日本野球改革提言 其の5

其の1 プロとアマチュア組織の和解と一体化

其の2 ドラフト制度、FA制度と育成選手制度の正しい確立

其の3 クラブチーム、独立リーグへの労組選手会中心に基金創設

其の4 球団数の拡張とフランチャイズ制度

とワシなりの私見を提言してきたが、
結局は、権限と責任の集中化が出来なければ
すべて実行はおろか、検討すらできないだろう。

今のプロ野球組織。
セ・パの両リーグ連盟。
12球団オーナー会議。
プロ野球実行委員会。
その他もろもろの会議やら委員会。

全然統率力がない。
なぜか。

それは今のコミッショナー制度が御用機関に過ぎず
司法のような存在になっているからだ。
なにか問題がおきた時のみに裁定をする。
裁定というか、調整だ。現状では。

大体、コミッショナーを決めるのが
12球団オーナー会議の了承を得るという事そのものがおかしい。

支配、管理下におかれるほうが任命権を持つ矛盾。
ここから、正さなければならない。

現状では、社団法人日本野球機構が
国である文部科学省の管轄組織であり、正式団体である。

だが、その他に日本プロフェッショナル野球組織があり
これは任意団体である。

さらに、セントラル野球連盟、パシフィック野球連盟が存在する。

コミッショナーは日本野球機構、
日本プロフェッショナル野球組織の両団体の最高責任者を兼務しているが
この組織の乱立が、決定責任や問題責任の所在を
不明確にしている原因であり、
事実上の3重権力を許している元凶だ。

いち早く、組織を統一するべきである。

政治や官僚の介入には抵抗はあるが
そうでもしなければ今の状況は変えられない。

文部科学省主導の下、
社団法人である日本野球機構を最高機構に置き
現在の日本プロフェッショナル野球組織は解散させる。

日本野球機構には、常任理事会を設置して
その常任理事会でコミッショナーを選任。
権限と責任を集中化させる。

任期は4年。任期継続は2期、8年が妥当ではないか。
このくらいの任期がないと、数々の緒問題を解決できないだろうし
また、これ以上長いと組織が腐敗する元になる。

その上で、下部組織としてセントラル・リーグ運営部門、
パシフィック・リーグ運営部門を置き連盟組織としては認めない。

現在のオーナー会議はあくまで親睦会の域を出ないものとして、
どこか一定の球団の影響力や依存体質を脱却させる。

この形がベストだ。

いやなら、球団経営からその企業、スポンサーには退いてもらえばいい。

正式な社団法人と任意団体が並存しているのが間違っているのだ。

これは、高校野球連盟と
そのほかの高校スポーツを運営管理している
日本高校体育連盟との場合もそうだ。

何故、野球だけが独立したままになっているのか。
設立の経緯やもろもろあるにしても
もういい加減に野球だけ別組織は止めるべきだ。

とにかく、プロ野球は、組織を改変して
一刻も早く正常な機構運営を目指すべきだ。

いつまでもコミッショナー代行でなく
権限と責任を持ったコミッショナーの下
野球の底辺拡大と諸問題の解決に当たってもらいたいと
心から願うのだ。

2007年12月28日金曜日

日本野球改革提言 其の4

2004年の大阪近鉄、オリックスの球団統合時に
2リーグ制撤廃、1リーグ制10球団に縮小の流れがあって、
いまも水面下ではそんな話があるとも聞く。

しかし、本当に縮小でいいのだろうか?
むしろ、球団数拡張に持っていくべきではないのか?
本当に球団数拡張は無理なのだろうか?


地域密着を掲げて真剣に取り組んでる球団は
成果を挙げているのが現状だ。

福岡ソフトバンク・ホークス
北海道日本ハム・ファイターズ
東北楽天ゴールデン・イーグルス

福岡、北海道にフランチャイズを移す前の両球団は
大阪、東京で人気薄、実力下位に低迷していた。

が、フランチャイズを移転してからの
人気、成績の上昇は目覚しいものがある。

東北楽天は50年ぶりの新球団創設で
仙台にフランチャイズを置き、まだ3年だが
確実に観客動員、成績も上げてきている。

統合球団のオリックスが低迷しているとは対照的だ。

ある意味で福岡、北海道、仙台への移転は
球団数拡張をできるニーズの証明ではないのか?
そんな気がしている。

もちろん、ここまで定着させるには
地道な活動の積み重ね、努力があったことは言うまでもなく
またこれからも必要だろう。

が、野球熱が盛んな地域にプロ球団がないのも事実で、
関東圏、関西圏に偏りがあるのも事実だ。

昨日はクラブチーム、独立リーグへの支援を提案したのだが、
本来はプロ球団の拡張がいいのではないか?
そう思っている。

本当に球団数拡張は不可能なのだろうか?
沖縄、九州、四国、上信越などに新球団を置けないだろうか?

4球団を拡張して、両リーグ8球団にして
東西でも南北でも2地区に振り分けて
その2地区の優勝チームが、ポストシーズンを戦い
さらにその勝者が日本シリーズを戦う。

いまの2位、3位とのポストシーズンよりよほど良いではないか。

やるなら一気に4球団の拡張だ。
一時的には、レベルの低いチームもでるだろう。
圧倒的な差もつくだろう。

しかし、長い目で見れば4球団の拡張、
両リーグ8球団の2地区制全16球団の
プロ野球界のほうが繁栄すると思うのだが。

それに賛同する地域、企業スポンサーもあると思うのだが。

その新球団4つの創設の際には、
特例を持って加盟金の30億円は免除してやればいい。

そのように負担を軽減して
球団数拡張の方向に舵を切れないものか?

やはり、そのためには今よりも遥かに主体性を持ち、
権限も責任も有するコミッショナー制度にすることと
日本プロ野球機構と両リーグ連盟との
上下関係をはっきりさせなければならないのだ。

2007年12月27日木曜日

日本野球改革提言 其の3

野球界の底辺拡大には、
クラブチーム、独立リーグを支えることが必要だ。

社会人野球の休廃部が増える中
クラブチームや独立リーグが
プロ野球志望選手の受け皿として今、必死の活動を模索している。

野茂投手、大家投手が、
私費を投じてクラブチームを持っているのは先日書き込んだ。
欽ちゃんの茨城ゴールデンゴールズもクラブチームだ。

そして、独立リーグが現在2つあり
その活性化に注目が集まっている。

そのひとつ、四国アイランドリーグ。

来年からは、福岡、長崎を加えて全6球団に拡張。
四国、九州アイランドリーグとして新たなスタートを切る。

もうひとつ、北信越BCリーグ。

こちらも来年から群馬、福井を加えて6球団に拡張。
ベースボール・チャレンジ・リーグとして再スタートを切る。

この2つの独立リーグの行方を見守っていて
新球団を設立して参加を検討している県がいくつかある。

熊本、鹿児島、佐賀、和歌山、岡山の各県だ。

肝心のプロ野球機構、アマチュア野球連盟の動きが
遅々として進まない中
独立リーグはその実力を拡大させているのだ。

しかし、どの球団も運営には四苦八苦している。
スポンサー探しなどの運営費の捻出にだ。


ところでプロ野球の選手間では、
古田前東京ヤクルト兼任監督らの『昭和40年会』や
松坂世代の『55年会』などがシーズンオフに、
少年野球などの普及や技術向上に活動をしている。

だが、先日書き込んだとうり、
訳のわからん『アマチュア規定』の壁に阻まれ
現役選手たちは
クラブチームや独立リーグのサポートはできないのが現状だ。


そこで、労組選手会に提案がある。
あくまで各選手の任意に基づく形で

『全国クラブチーム、独立リーグ基金団体』を設立できないものか?

各選手の任意の形で寄付金を集めるのだ。
しかし、労組選手会として、
直接寄付の形はとれないだろうから
別の基金団体の形でクラブチーム、独立リーグをサポートするのだ。

基金団体には、野球界OBや野球に関わる人たちにも
管理、運営、参加をしてもらい、
集まった寄付金は透明な形で
各クラブチームや独立リーグの球団に公平に分配し、
その分配の中身はすべて公開する。

そうすれば、各チームの運営基盤の手助けになり、
野球界の底辺拡大にも大きく寄与できると思うのだが。

本当に労組選手会が、
野球界の将来や底辺拡大に関心があるのならば、
ぜひ真剣に検討して欲しいと切に願う。

そして、それがさらに発展、昇華すれば
球団数拡張というのも現実を帯びてくると思うのだ。

2007年12月26日水曜日

日本野球改革提言 其の2

日本野球改革提言 其の2は
ドラフト制度と育成選手制度の正しい確立だ。

以前にも書き込んだが
何故、ドラフト制度とFA制度の改正というか、
手直しは遅々として進まないのだろうか?

いつも小手先の改正で肝心なの事は先送り。

去年、今年の分離ドラフトなどその典型的なもの。
離することに何のメリットがあるのか?
返って、2順目がどうのこうのとややこしくしているだけだ。

来年からは、分離せずにやるそうだがならば、
何故2年間だけ分離したのか?
その結果、いい点、悪い点はどうなのか検証していて、
それを発表しているのか。


ドラフト制度に関してワシの考えを言わせてもらうと
逆指名や、希望枠、自由枠などの
選手側からの球団選択の機会は一切認めるべきでない。

なぜなら、裏金などの裏取引や契約金高騰の原因になるからだ。

かといって、完全ウエーバー制度も反対。
球団経営に熱心でない球団や意欲的でない球団に
その年の有力選手が自動的に入ることになり、
上位を目指そうという球団間の競争原理が働かなくなるからだ。

ならば、どうするか?

まず、ドラフト制度に関しては、
高校生、大学、社会人、独立リーグなど全て含めて同時開催。

一巡目は、指名選択制度を取って重複したら時は抽選。
抽選に外れた球団は再度指名選択をしていく。
それでも重複したらば、再度抽選。
12球団が一巡目選択選手が確定するまで、それを繰り返す。

2順目からは、ウエーバー制度を執る。
3順目は逆ウエーバー。4順目はウエーバーと交互に繰り返す。

そして、契約金も最大上限を1億円までとする。出来高制は廃止。
年俸も最大上限を一千万として、
ここに出来高制を取り入れて、最高5百万までする。

要するに、1年目から活躍したら
それなりに支払うという健全な形にすること。

いまの新人契約金、年俸は高すぎる。
2年目、3年目の選手より、
新人のほうが高い年俸などおかしいに決まっている。

結果を出してから、貰うのがプロではないか。

そして、新人契約金、年俸の上限規定を違反した事が発覚した球団は、
次の年のドラフトに参加させないこととする。
このぐらいの罰則規定を設けないといけない。


さらにFA制度だが、
現行の権利取得までの9年を7年に短縮する。
何故7年か?

それは、高卒、大学、社会人でも
30歳前に権利取得できる年数が7年ということだ。

さらに、移籍に対する人数制限(現行は2人まで
)保証金(旧年俸に比例して変わる)は廃止して、
国内移籍を活性化させるのだ。

ただし、移籍に伴う人的保障はそのまま。
1人がFAで国内流出したら、
FA獲得球団から1人の選手を取れる現行制度は残すのだ。

プロテクト選手は1軍登録選手の28人まで。
そうすれば、FA流出球団もそれなりの戦力手当てはできるはず。

ただメジャー移籍はもう時代の流れからして止められない。
だが、ポスティング制度は完全廃止。
所属球団間で不公平が出るからだ。
例を挙げなくても、分かるとうり過去に認めている球団と
認めていない球団があることは明らかだからだ。


そして、育成選手ドラフトについてだ。

今年は8球団があわせて15名を育成選手として指名した。
育成選手というのは、支配下選手登録外の選手なので、
いろいろ制約があるのだが、育成というからには、
1年やそこらでクビにするのは絶対にやめてもらいたい。

いまの2軍って、
1軍半の選手や1軍選手のリハビリやら、
調整やらで本当の若手育成の場になってない。
たまに2軍の試合見に行くからわかる。

試合に出られなければ、経験を積むことも出来ないわけで。
現状2軍がそうなんだから、
育成選手たちはもっと試合に出られない現状だ。
それで、1年やそこらでクビはないだろう。
ほんとに見極めてるのか、育成する気があるのか疑う。

特に独立リーグの愛媛アイランドリーグや
北信越BCリーグからの育成指名選手は
真の意味で育成することを目指して欲しい。

今年も愛媛からは5人、北信越からは1人が指名されたが、
彼らの目標はハッキリしてる。
プロを目指すのみなのだ。
だから大学や社会人、クラブチームに行かずに
テストを受けて、薄給のなかでプロへの可能性を探っている存在だ。

先の話のように、プロの2軍が
育成の本筋を外れ始めている現状では3軍があっていい。

本来なら、プロのやるべき裾野の拡大を
独立リーグがやっているわけだ。

だからこそ、安易に育成指名をして、
出場機会もろくに与えずにクビにすることはあってはならない。

どんどん選手を底辺から育成して、
供給しないとほんとうに日本のプロ野球は廃れる。

そのための重要なキーワードが
球団数拡張と労組選手会における基金設立だ。

2007年12月24日月曜日

日本野球改革提言 其の1

偉そうな日本野球改革提言其の1は

組織の整備、一体化だ。

そのために絶対に必要なのは、
プロ側とアマチュア側の和解と協力。これに尽きる。


分かりやすい例は、サッカー界だ。

サッカー界は日本サッカー協会をトップに
J1、J2、JFL、地域リーグとキチンとしたピラミッド型を敷いており、
規律、統制がとれている。

高校サッカーや各Jクラブなどの
ジュニア、シニアとの連携もうまく保たれている。


しかし、野球界はてんでバラバラ。
ハッキリいって仲が悪い。

高校野球、大学野球、社会人野球、プロ野球と
互いのテリトリー侵害をなにより嫌がる。
いいことなど何もない。弊害だらけだ。

昔の『柳川事件』以来の相互不信が今でも続いている。
もう年月も経ち、時代は動いている。
これからのために、
プロ側とアマチュア側の機構が手を結んで欲しい。


私時だが、ワシの父親はプロ野球の選手だった。
そのために、親子でありながら、
ワシが高校野球をしていた時には、アマチュア規定で

『プロ野球経験者が高校生を指導してはならない』

との規定で学校側からも注意された。

『親子でもどこで見られているか分からない。 
そういう揚げ足を取ってくる人たちもいるから』 と。

それ以来、ワシの家ではワシが高校野球をしている間、
野球の話はご法度になった。

馬鹿馬鹿しい話だと思いませんか?
大体、少学生、中学生は良くて
何故、高校生以上はダメなのか?
納得できる理由などなにもない。
ただ規則だから、規定だから。それだけだ。

プロまで進んだ選手やコーチ経験者が
その指導方法、正しい選手のケアの仕方などを教えて何の害があるのか?
それこそ、正しい育成方法の伝達ではないのか?

いまではやっと、シーズンオフに『夢の続き』と銘打って
プロの選手会が、高校生やその指導者に
技術、指導方法がシンポジウムの形で
伝えられるようになっているがそれも機会限定の話だ。

また3年ほど前から、
その選手の出身校でのみ自主トレーニングをしてもいいことになったが、
やはり指導することは禁じられている。

目の前に輝く見本となる自分達の先輩がいるのにだ。

こんな馬鹿馬鹿しい現状は一刻も早く壊すべきだ。

いつまでも無駄な時間を費やすことなくプロ側が、
先の裏金や、裏取引、家族丸抱えなどの
アマチュア側の不信感を払拭して共同歩調を取り、
野球界の底辺拡大に目を本気で向けて欲しい。

そのためには、ドラフト制度と育成枠制度の正しい確立が欠かせない。

2007年12月23日日曜日

野茂と大家の試み

今日、某TV局の特集を見ておどろいた。

今季シーズン途中で、メジャーをカットされた大家投手の特集だった。

大家投手が社会人野球のチームを自分で作り、
クラブチームとして、滋賀県に本拠地を置いて活動しているのは知っていた。
チーム名はOBC高島。滋賀県高島市の地域密着チームだ。

しかし、中学生対象のシニアチームや
小学生チーム対象の対抗戦を主催しているまでは知らなかった。

これらは、ほとんどの活動費用が自分の持ち出しである。
自分のサイフから、野球少年や
ノンプロの活動の場を作りそれを支えているわけだ。

野茂投手もそうだ。こちらの方は名が知れているだろう。
ノモ・ベースボールクラブ。
社会人野球の甲子園である、
夏の都市対抗野球大会にも出場しているチームである。
このチームの活動資金も野茂投手がほとんどを負担している。

両者に通じることは、2人とも今季はメジャーでプレーしていない。
マイナーリーグや南米のチームでプレーしているということだ。

自分自身の年俸収入が、激減している中で
これらの活動を続けているのは、頭が下がる思いでいっぱいだ。

メジャーリーガーの収入時だけでなく、
今も継続させていることに心から敬意を表する。

特に大家投手は自分が母子家庭で育ち、
家族の支えがあって野球を続けることが出来たことにいまでも感謝して、
児童施設で生活する子供達を
毎年、アメリカに招待して懇親の場をも設けているとの事だ。

とても簡単に出来ることではない。
知られざる一面を垣間見て、尊敬の念を強くするとともに
日本、メジャーを問わずに、他の日本人プレイヤーと
日本の野球に関係する人たちは
このような野球の底辺拡大を
真剣に考える時期なのではないかとの思いも強くした。

それぞれの選手が独自に、
慈善活動や寄付の活動をしているのは、よく耳にする。

それとは別に、野球の底辺拡大に
なにか大きなグランドデザインが出来ないかと思ったのだ。

もう2007年も残りわずか。
2007年のうちにワシの思う
野球底辺拡大の策を明日以降、つづりたいと思う。

2007年12月22日土曜日

ダルビッシュと涌井。こんなに差があるか?

人のサイフだから、いいんだけどさあ。

ダルビッシュ投手が出来高付きとはいえ、
来期年俸推定2億円で契約を更改した話。

上げ過ぎの高年俸(怒)。
高卒4年目、実働は2年目で(怒)。

確かに、去年からのダルビッシュ投手の躍進は目覚しい。
あの闘将、星野日本代表監督にして、
『いまや日本のエース』と言わしめるのだから。

とはいっても、2億円はないだろう。
同じ北海道日本ハムの選手内で見ても、突出しすぎている。

あの稲葉選手が推定2億4千万円。
森本選手が推定1億6千万円。

今年の成績は確かに申し分ない。
今どきの投手分業制のなかで12完投。防御率1点台はすごい。

すごいが、今季推定年俸7千万円からの
ほぼ3倍増はいき過ぎではないか??


同じ高卒で実働2年目であり2年続けて、
ほぼ同じ成績の涌井投手とは1億円以上の差がついた。

優勝戦線に絡む、絡まないの差があるにせよ、
ダルビッシュ投手と涌井投手で
これだけの年俸差は1人の野球好きとしては、理解不能です。???

日本球界にいた時の松坂投手でも
さらにはイチロー選手でさえも、実働2年目での2億円はない。

いまの日本球界で年俸7億円、8億円を払える球団はないだろう。
また、他の選手とのバランスもあるだろう。

日本野球界の選手年俸の標準規格を
壊しかねない危険を大いに感じる。

そんな事をダルビッシュ投手の契約更改を聞いて思った。

北海道日本ハムさん。大丈夫ですか???

2007年12月21日金曜日

ナイス!楽天!!

ナイス!
東北楽天ゴールデン・イーグルスが
昨日はいい契約更改を見せてくれた。

田中のマー君には昇給させすぎだと書き込んだが

昨日は今年、本塁打と打点の2冠王の活躍を見せた山崎武選手に、
倍増以上の推定1億9千万円の提示。

40歳のベテランに活躍した分に見合った年俸提示を見せてくれた。
こうでなくてはいけないプロの契約更改は。

成績を残した選手、チームに貢献した選手が上がる。
成績を残せなかった選手、
ケガで出場試合の少なかった選手は下げる。

至極当然のことだと思うが、なかなかこれが、できていない。


巨人軍の二岡選手。アップで推定2億円。
高額年俸を考えたら現状維持だろ。
ケガを押して、チームに貢献はしたけれども。

福岡ソフトバンクの川崎選手。
ケガで出場試合が大幅に少ないのにアップ。
推定1億5千万円。ダウンでしょ。普通。

東京ヤクルトの木田投手。
なんと800万円ダウン提示の推定5千万円。
50試合の登板にもかかわらずだ。現状維持だろ。
石井投手、五十嵐投手の故障のなかでブルペンを支えたんだから。


あと複数年契約は結構だが、年俸は絶対に変動性にするべきだ。

成績が悪かろうが、
ケガをしようが高額年俸が保障されるのはいかがなものか?

ベース給+成績出来高にするべきだ。
人間だれでも、保障されると気がゆるむもの。
緊張感を保つためにもベース給+成績出来高がいい。
年数は保障されてるんだから、それで充分でしょ。

プロなら、夢を与える報酬も必要だけれど
信賞必罰も当たり前だと思うのだが。。。。

2007年12月19日水曜日

契約更改の不可解。

いつもこの時期に思うこと。
プロ野球の契約更改での年俸査定の不可解。

人気球団か、そうでないか?。
親会社の基盤が強いかそうでないか?など
球団ごとに財布の都合というものがあるのは
分かっているつもりでも、摩訶不思議。

上がる時は上がるのに、なかなか下がらない。
成績は悪くとも。前年を下回っていても。

人気選手になればなるほどその傾向が強くなる。


たとえば、福岡ソフトバンク・ホークス。査定不可解。

多村選手が約3千万円アップで推定年俸1億2千万強。
今年も結構ケガなどなんだので休んでなかったっけ?
132試合出たといっても代打とかも多かったでしょうよ。
それで3千万もアップなわけ?
打率2割7分、20本塁打、80打点も届かずに???

柴原選手も約3千万円アップで推定年俸1億3千万円。
そんなに働いたか?今年?

さらに驚きは小久保選手だ。
現状維持の推定3億円。
3億円貰うほどの成績残したか?チームも優勝していないのに???


東北楽天ゴールデン・イーグルスも不可解。

同じルーキーでほぼ、正捕手としてマスクをかぶった嶋選手が
倍増くらいの推定3千万円弱で更改したのに
田中のマー君は4倍増の6千万円とは!!

高卒1年目の11勝で1年間ローテを守ったからといっても高すぎる!!
いくら人気者でもチーム内のバランスが取れないではないか?

チームリーダーの磯部選手でも1億円のはずだぞ。


比べれば、巨人軍の内海投手が
アップ提示とはいえ推定7千5百万円の年俸を不服として保留中だが
田中のマー君の年俸見たら、文句も言いたくなるよ。

内海投手といえば、2年連続の2ケタ勝利。
なのに、倍増も行ってない提示額とは。。。

これで、木佐貫投手の年俸提示が内海投手より高かったら笑える。
じゃなくて、笑えるどころか怒るね。自分だったら。


はたまた、阪神の重要な控えの捕手である
野口選手には、なんとダウン提示。

今年は、併用とまでは行かないまでも
矢野選手のサブとして、重要な働きをしたはずだけど。

明らかな力不足の控え選手ではなく、
重要なサブ的な選手は大事にするべきだと思うんだけど!特に捕手は!! 
いなかったら大変でしょ。

いくらプロの世界で結果が全てと言ってもチーム事情で
力がありながら控えにまわっている選手の事を考えて欲しいね。とくに捕手はね。

シーズンの戦い中にベンチに捕手の控えがいないなんて事はない。
必ず最後まで1人は残して置くのだから。
そうでしょ!?

2007年12月18日火曜日

ドラフトとFAの両制度を改正せよ。

これは前々から思っていたのだが、
何故、ドラフト制度とFA制度の改正というか、
手直しは遅々として進まないのだろうか?


いつも小手先の改正で肝心なの事は先送り。
去年、今年の分離ドラフトなどその典型的なもの。

分離することに何のメリットがあるのか?
返って、2順目がどうのこうのとややこしくしているだけだ。

来年からは、分離せずにやるそうだが
ならば、何故2年間だけ分離したのか?
その結果、いい点、悪い点はどうなのか検証していて、
それを発表しているのか。


ワシの考えを言わせてもらうと
逆指名や、希望枠、自由枠などの
選手側からの球団選択の機会は一切認めるべきでない。

なぜなら、裏金などの裏取引や契約金高騰の原因になるからだ。

かといって、完全ウエーバー制度も反対。

球団経営に熱心でない球団や
意欲的でない球団に得をさせることになり、
競争原理が働かなくなるからだ。


ならば、どうするか?
まず、ドラフト制度に関しては、
高校生、大学、社会人、独立リーグなど全て含めて同時開催。

一巡目は、指名選択制度を取って重複したら時は抽選。
抽選に外れた球団は再度指名選択をしていく。
それでも重複したらば、再度抽選。
12球団が一巡目選択選手が確定するまで、それを繰り返す。

2順目からは、ウエーバー制度を執る。
3順目は逆ウエーバー。4順目はウエーバーと交互に繰り返す。


そして、契約金も最大上限を1億円までとする。出来高制は廃止。
年俸も最大上限を1千万として、
ここに出来高制を取り入れて、最高5百万までする。

要するに、1年目から活躍したらそれなりに支払うという健全な形にすること。
いまの新人契約金、年俸は高すぎる。

2年目、3年目の選手より、
新人のほうが高い年俸などおかしいに決まっている。

結果を出してから、貰うのがプロではないか。

そして、新人契約金、年俸の 上限規定を
違反した事が発覚した球団は、 次の年のドラフトに参加させないこととする。

このぐらいの罰則規定を設けないといけない。


さらにFA制度だが、現行の権利取得までの9年を7年に短縮する。

何故7年か?
それは、高卒、大学、社会人でも30歳前に
権利取得できる年数が7年ということだ。

さらに、移籍に対する人数制限(現行は2人まで)
保証金(旧年俸に比例して変わる)は廃止して
国内移籍を活性化させるのだ。

ただし、移籍に伴う人的保障はそのまま。
1人がFAで国内流出したら、
FA獲得球団から1人の選手を取れる現行制度は残す。

プロテクト選手は1軍登録選手の28人まで。
そうすれば、FA流出球団もそれなりの戦力手当てはできるはずだ。


ただし、メジャー移籍はもう時代の流れからして止められない。

だが、ポスティング制度は完全廃止。
所属球団間で不公平が出るからだ。
例を挙げなくても、分かるとうり過去に認めている球団と
認めていない球団があることは明らかだからだ。


長々と書きつづってきたが、至って正論だと思うのだが。。。

JPB機構、球団経営側、労組選手会の皆さまいかがでしょうかねえ。

2007年12月17日月曜日

田口、大塚の2人はどこへ。。。

黒田投手のドジャース入りも決まり
これにて、今年の日本人FA選手のメジャー争奪は
これにて、手仕舞いってとこかな?

しかし、前から書いてるけど、年俸高すぎだよ。

黒田投手も3年総額40億円だもんねえ。
福盛投手もレンジャースで2年総額3億3千万円で契約成立。

その一方で、レンジャースは今年夏以降に
ヒジの手術で戦線を離れた、大塚投手をカットした。
そんなに具合悪いのかねえ。

大塚投手をカットして、福盛投手を取るってのもなんかねえ。
ほんと過大評価しすぎじゃあないの。

なんか苦労人がカットされて、
来期の所属が決まってない現状はどうかと思うね。

控えながら、チームの人気者だったカージナルスの田口選手。
セントルイスのファンの間では結構惜しむ声が大きいらしいよ。

『ソウは献身的にチームに貢献してるじゃあないか』
『まだまだ、カージナルスにはソウは必要だ』ってね。

ハデなところばかりじゃあなくて、ちゃんと見てくれてる人は多いね。
メジャーのファンは。

大塚投手も、成績は残してきてるのにクローザーから
セットアップにまわされたりして、恵まれてはいないよね。

プロだから、環境は自分で切り開かなければいかんのだろうけど
この2人の選手が来期、どこのチームでプレーするか早く決まるのを望むね。


それと、実力選手のメジャー嗜好はわからないでもないが、
ポスティングでのメジャー移籍は
12球団と労組選手会がひとつになって、もうやめた方がいい。


行きたいならFAで行くべし。と決めるべきだ。

でないと、選手間、球団間で差が出て不公平ではないか。
どこの球団はOKでどこの球団はそうでないとかは止めるべき。

今年も、阪神の藤川投手や、
東京ヤクルトの青木選手がポスティング希望を言い出してるが、
そんなの全部聞いてたらきりがない。

大体、青木選手なんて入ってまだ5年も経ってないし
億単位の契約金貰って入ったんだからいい加減にしろって感じだ。


そろそろ、本気で球団側、機構側と労組選手会で
ドラフトとFA権利を絡めて改正すべきだ。
ポスティングの廃止はいうまでもない。


日本のプロ野球は、メジャーの予備軍でもなければ
メジャーにいくまでの腰掛けではないのだ。

そうは思いませんか? 日本野球ファンの皆さんは!

2007年12月16日日曜日

惜しくも銀メダル。。。

惜しかったですねえ。2人とも銀メダル。

日本の両エース、浅田真央選手と高橋大輔選手。


浅田真央選手は、昨日のSP最下位からの見事な挽回でした。

トリプル・アクセルも跳び、その後のコンビネーションも
トリプル・フリップからのトリプル・トゥループ
トリプル・フリップからのトリプル・ループ
ダブル・アクセルからのダブル・トゥループ、ダブル・ループの
3連続コンビネーションも決めて、フリー演技ではトップのスコア。


しかし、キム・ヨナ選手も転倒こそあったものの、
その他は手堅く固めてSPでのリードを守り
2年連続のグランプリ・ファイナル優勝を決めました。

惜しむべくは、やはり昨日のSP演技でのミス。
その点数差がそのまま、最終結果に響きました。


この2人は今後もハイレベルな争いをしていくでしょうが、
キム・ヨナ選手が現時点では一歩リードしていると思いました。

その差は、滑りのスピードとスピンのキレだと感じました。

キム・ヨナ選手のほうが、滑りのスピードを
そのままジャンプの高さやスピンのキレにつなげていて
演技全体をのびやかなものにしています。

それに対して、浅田真央選手のほうは、
最近滑りに伸びがないようなそんな印象を持ちます。

なので、技術点は高くとも、
演技構成点がいまひとつ抑えられているのではないでしょうか。


点数が抑えられてるといえば、中野友加里選手は
今回、SP、フリーともに演技内容に比べて
点数が低く抑えられていると思いました。何故なのか?

トリプル・アクセルも跳んでるのに。。。
コンビネーション・ジャンプの差なのか。。。
3回転ー3回転がないですからなんですかねえ。。。


高橋選手もよくがんばりましたよ。
でも昨日と逆の結果でしたね。
昨日は、4回転を跳んだランビエール選手を他の要素でカバーして
4回転を跳ばずとも点数を伸ばした高橋大輔選手でしたが、
今日は、高橋大輔選手が、4回転を跳んだものの、
後半にキレを欠いて、いまひとつ点数が伸びなかった。

対して、ランビエール選手は、転倒があっても
ステップと高速のスピンで質の高い演技をしてわずかの差で逆転をした。

ほんと微妙な点数。悔しいですね。

浅田選手も高橋選手もね。


しかし、シーズンはまだまだ続きます。
今月末には、日本選手権がありますしそれを勝ち抜けけば、
年明け2008年の世界選手権が待ってます。


今回の悔しさを、世界選手権でリベンジしてください。
また、フィギュアファンを楽しませてください。

2007年12月15日土曜日

浅田真央が最下位。。。 高橋大輔は首位発進。

浅田真央選手がまさかの最下位。。。。


やはり、懸念していたとうり、SPの演技冒頭の
3回転ー3回転のコンビネーション・ジャンプでの失敗で全てが狂った。
それも、今季一番悪い形で。

コンビネーション・ジャンプの後のステップでもつまづき
その後のトリプル・ルッツを飛べないという信じられない事態。

その後、ステップ、スパイラル、スピンではなんとか持ち直したが。。。。


救いはキム・ヨナ選手も同じSP演技の
演技冒頭で3回転ー3回転をミスしたことにより、
得点の開きが5点台後半に収まったことだ。

しかし、今季の浅田真央選手はジャンプに不安を残したままで
明日のフリーで挽回するには、3回転ー3回転を決めてなおかつ、
トリプル・アクセルの成功が求められるという厳しい条件下に立たされた。


対して、キム・ヨナ選手はフリー演技では無難にまとめてくるだろう。

逆転での優勝は、かなり難しいと見る。


一方、中野友加里選手は、大きなミスなくSPを終えて
フリーでトリプル・アクセルを跳べば、表彰台を充分狙える。

浅田真央選手、中野友加里選手ともに、トリプル
・アクセルを決めて、表彰台に上って欲しい。

その期待をして、明日のフリーを見たい。


変わって、高橋大輔選手は素晴らしかった。

後半ちょっと息切れしたみたいだったけど、首位発進。
それも、自身は4回転を跳ばずに
4回転ー3回転を決めたステファン・ランビエール選手を抑えての首位は、
いかに他の要素でのレベルが高いかを証明している。

今季の高橋大輔選手は、クラシックやオペラの曲が大半の
フィギュア界で、ヒップホップ調の曲という新機軸に挑戦。
それも『白鳥の湖』でだ。

上体を激しく動かす、ヒップホップはスピン、ステップなどの、
氷上の滑りとはマッチしにくいリズムだ。
しかし、それを技術の高さでまとめてしまっている。

高橋大輔選手ならではのステップ、演技力があってこそ
成り立つプログラムなのだ。

しかし、ランビエール選手との差は僅か。
やはり、明日のフリーでは4回転の成否が勝敗を分かつと見た。


日本男子フィギュア、初の金メダルに向かって
明日のフリーは大いに期待して見たい。

2007年12月14日金曜日

女子シングルの行方。出るか!200点台。

女子シングルに出場する、氷上の妖精はこの6人だ。


キャロライン・ジャン(USA)
カロリーナ・コストナー(イタリア)
キミー・マイズナー(USA)
中野友加里(日本)
浅田真央(日本)
キム・ヨナ(韓国)


なんといっても、注目は日韓の17歳対決だ。
現世界ランキング1位と2位。
浅田真央選手とキム・ヨナ選手。
ともに190点台の後半のスコアを出したことのある
ジュニア時代からの永遠のライバル。

ジュニア時代を含む、過去5回の直接対決でどちらが上位になったかというと
3対2で浅田真央選手のほうが、ひとつ多いが、
これは今年3月の世界選手権でキム・ヨナ選手が
腰痛を抱えながら出場したのも含むので実質はイーブン。

さらにシニアに上がってからは、キム・ヨナ選手の方が
浅田真央選手よりも好成績を収めている。


実際、今年のシーズンが始まってからも勢いでは、キム・ヨナ選手が有利。
今年、フリーでの自己ベストを更新して、
フリー演技での世界最高得点をたたき出している。
なんといっても、トリプル(3回転)ルッツからトリプル・ループの
コンビネーション・ジャンプに乱れが無いことと、
イナ・バウアーからのダブル(2回転)・アクセルさらに、
トリプル・トゥループのコンビネーション・ジャンプという
難易度の高い組み合わせが強みだ。

他の要素でも全てにレベル4を取れるので、まさに磐石といったところ。


しかし、浅田真央選手もSPでの世界最高得点の記録保持者。
問題は、得意のトリプル・アクセルと
3回転ー3回転のコンビネーションが決められるかにかかる。

さらに、今回のグランプリ・ファイナル用にフリーの演技要素を変更してきているらしい。

順当にいけば、表彰台トップを争うのはこの2人だろう。


これに続くのが、世界ランキング4位のキミー・マイズナー選手。
去年の世界選手権金メダリストだ。


さらに、5位の中野友加里選手。
今年は、好調でトリプル・アクセルを決めてきているので
同じ国際大会での2選手のトリプル・アクセル成功となれば史上初のこととなる。


そして、開催国イタリア・トリノの大学に通うカロリーナ・コストナー選手も
今年のヨーロッパ選手権の優勝者。

今年から、シニアデビューのキャロライン・ジャン選手もいる。


まさに群雄割拠の大会だ。男子以上に実力伯仲で行方は知れない。

女子シングル初の200点台のスコアは出るのか?

全てはSPでの3回転ー3回転のコンビネーション・ジャンプを
誰が綺麗に決めて、誰が首位に立つかで見えて来る。


いよいよ明日からだ。

2007年12月13日木曜日

男子シングルの行方。 グランプリ・ファイナル

では、グランプリ・ファイナルに残った6人の精鋭を見ていこう。


高橋大輔(日本)
ステファン・ランビエール(スイス)
エバン・ライザチェック(USA)
ジョニー・ウイアー(USA)
ケビン・バンデルベレン(ベルギー)
パトリック・チャン(カナダ)


昨年のグランプリ・ファイナルの覇者、ブライアン・ジュベールがいない今年は、
一昨年の覇者である、ステファン・ランビエールと
一昨年は3位、去年は2位となっている、高橋大輔、
そしてジョニー・ウイアー、エバン・ライザチェックの4人が中心で表彰台を争うだろう。


決め手は4回転ジャンプに尽きる。

おそらく、SPでは大方の選手が回避するなかで、
ランビエール選手は、もしかしたらSPで4回転を跳んでくるかも知れない。
まずここが見どころで、あとはミスの差だけだ。


フリーになれば、さらに実力拮抗の4人の演技は伯仲するはず。

ウイアー選手は、ちょっとジャンプに脆いところがあるものの、
ノーミスの演技となれば、実力者だけにハイスコアが叩きだせる。

ライザチェック選手、ランビエール選手は
4回転からのコンビネーション・ジャンプが決まるかどうか?
2連続か、それとも3連続で入れてくるかも見どころだ。


高橋大輔選手も4回転が決まるかどうかだ。
以前から、『今年はフリーで4回転を2回跳ぶ』と公言しているが
まだ今年は公式戦で一度も4回転は成功させていない。これが大きな不安材料だ。

4回転を2回と無理をせずとも、1度でも4回転を綺麗に決めれば
ステップ・シークエンスでは、他を寄せ付けない力があるので
表彰台トップの可能性は高い。


自己最高点では、遜色ない4人だけに
4回転ジャンプの成否とSPの時のミスが
おおきく表彰台の位置を左右するのは間違いない。


今年の開催地は、去年のオリンピックの地でもあるトリノ。
オリンピックの時の悔しさを高橋選手にはぶつけてもらい
表彰台トップで日の丸を掲げてもらいたい。

2007年12月12日水曜日

フィギュアスケート。SPとフリーの違い。

フィギュアスケートのシングル競技は、男子、女子ともに
ショートプログラム(SP)とフリースケーティング2種の演技、採点で順位が決まる。


一番の違いは、時間的制約だ。SPの場合は男子、女子ともに2分50秒。

明らかな時間オーバーは減点対象となる。
細かい事は割愛するが、
この時間内に、それぞれ決められた8つの技術要素を必ず入れて、演技をしなければならない。

採点は、技術点(テクニカル・エレメンツ)と演技構成点(プログラム・コンポーネンツ)とで争う。


SPの場合、この決められた『8つ』の技術要素というのがミソで
ひとつ、ひとつの技術要素を的確にこなさないと大幅な減点対象となってしまう。

たとえば、連続ジャンプ(コンビネーション・ジャンプ)の要素の時に
転倒や体制不十分で、連続にならなかった場合、最悪0点となりおおきく採点に影響する。

転倒の場合は自動的に減点1となる。2回転倒すれば2点減点となる。


さらにここで、順位が低いとフリースケーティング時にも大きく響く。

SP時の順位でフリーのときの滑走順が決まるために、
最終滑走組6人に入らないと、自然とフリーの採点が伸びない事になる。

去年から、今年の浅田真央選手がいい例で、SPの時にミスをする傾向が続いている。
なので、自然とフリーのときに『挽回しなければ』という重圧がかかり
無難にまとめる演技になったり、挑戦的な気持ちが出にくくなるのだ。


フリースケーティングは男子が4分30秒。女子が4分ジャスト。
で、最大10秒までなら短くても、長くても誤差が認められる。

このなかで男子は14の技術要素、女子は13の技術要素を時間内に演技する。

採点はSP同様に技術点と演技構成点との合計で争う。
が、SPに比べて、時間、技術要素が増える分、
得点も伸びるので一発逆転もありうる事になる。

また、演技時間後半の2分以降のジャンプに関しては
基礎点を1.1倍にするボーナスポイントもある。
後半にジャンプを多く飛ぶ選手はこのボーナスポイントを狙っているわけだ。

ただしフリーの場合も、転倒の場合は自動的に減点1となる。
3回転倒すれば3点減点となる。

各選手は、自分の得意、不得意のあるなかで、
技術点の高い要素を取り入れたり組み合わせたりしながら、
高得点を狙っていくことになる。


さて、明日は男子シングルに出場する6選手について書いて行きたいと思う。

2007年12月11日火曜日

フィギュア・スケート。ジャンプの違いとは。

今週は野球の方は大きな動きはないと思うので
フィギュアスケートについて書こうと思う。

今週末から、グランプリ・ファイナルもあるし。


私は、結構昔から、そう伊藤みどり、佐藤由香、八木沼純子が現役のころから、
フィギュアスケートを見ている。
今みたいに地上波でバリバリのゴールデン枠なんかでやる事のなどなかった頃から。

しかし、いまだにジャンプの種類の見分け方がわからない。
理屈では分かっているのだが、見極められないのだ。
演技中はもちろんの事、スローで再生してもいまいちピンと来ない。

まあ、単純に楽しんで見てればいいのかも知れないが、ど
うせ見るなら、細かいところまで楽しみたい。
自分で採点してる気になりたいと思うのが、キャッチャー星人の悪いクセである。

でないと、採点の具合に納得が行かない時が多いのだ。特に微妙な差のときに。


以前と違い、現在のジャッジシステムは加点、減点制で
ジャンプやステップ、スピンなどにそれぞれ基礎点が決まっている。

ジャンプに関してはそれぞれの基礎点に対して、出来が良ければプラス3点まで、
逆に悪ければマイナス3点までと最大6点の差が生まれるし、
スピンやステップ、スパイラルなどは、レベル1からレベル4まで
4段階で採点されて個人の得点になるわけだ。


話が逸れた。そんなわけでジャンプは6種類あるのだが、
以前にウイキペディアで軽く調べてみた。

ここでは、採点上の点数が低い順に、イコール難易度が低い順に並べて見る。

ちなみに全てレギュラースタイル(反時計回り)の解説であって、
グーフィースタイル(時計回り)の場合は逆となる。
また、フィギュアのブレードはUの字になっていて内側をインエッジ外側をアウトエッジと呼ぶ。

●トゥループ: 後ろ向きに滑りながら、トゥ(つま先)を突き、軸足のアウトエッジで踏み切るもの。

●サルコウ: 後ろ向きに滑りながら、左足を引き、インサイドエッジで踏み切るもの。飛ぶ時に足がハの字の形に見える。

●ループ: 後ろ向きに滑りながら、左足を引き、アウトサイドエッジで踏み切るもの。飛ぶ時にトゥを突かずに、ハの字にも見えない形。

●フリップ: 後ろ向きに滑りながら、右足を後ろに引き、トゥを突いて、インサイドエッジで踏み切るもの。

●ルッツ: 後ろ向きに滑りながら、右足を後ろに引き、トゥを突いて、アウトサイドエッジで踏み切るもの。

●アクセル: 唯一前向きに踏み切るジャンプで着氷は後ろ向き。
当然のことながら、半回転多く廻ることになるので難易度が一番高い。

とこんな差があって、これに2回転(ダブル)、3回転(トリプル)
4回転(クワット)でまた基礎点が決められているわけだ。

それぞれの基礎点まで話を進めると本当にこんがらがってくるのでここでは、割愛する。

いまだにワシは、フリップとルッツが見ていて分からない。

今年2007~2008シーズンは特にフリップ時とルッツ時の
エッジワークを細かく見ているとの事だが、なお更、分からない。

が、とにかくソロのジャンプにしろ、2連続、3連続のコンビネーション・ジャンプにしろ、
上の難易度の順番を覚えてれば点数の高い、低いはおおまかにわかって来ると思う。


明日は、ショートプログラムとフリープログラムの違いを書こうと思う。

2007年12月9日日曜日

福留ついにメジャー宣言へ。和田は中日移籍へ。

ついに、福留選手がメジャー宣言をするようですね。
やっと決めたかって感じ。

明日にも、巨人軍へ断りを入れて、
いくつかのメジャーからのオファーから移籍先を決めるようです。
たぶん、昨日も触れましたけど、カブスでしょうね。


オファーがまず破格。5年契約で総額66億円との話。
ヤンキースへ移籍した時の松井秀選手を契約年数、総額ともに超えてます。

そして、シカゴは日本人のコミュニティーもあり、生活がしやすい事。
環境面、待遇面を兼ね備えている一番のオファーです。
一番、ライトあたりでの起用が有力ですね。


かたや、国内では埼玉西武からFAしていた和田選手が中日と移籍合意との事。
一発回答で背番号5まで決まってれば、これは完全な出来レース。

まあ、福留選手が抜けるので、短期的にはいい補強でしょう。
短期的といったのは、和田選手が35歳だから。
それでも3年契約で総額8億4千万だから本人は充分納得のはず。


これで、今年のFA宣言選手のなかで、
メジャー移籍希望の黒田投手、福盛投手、福留選手をのぞけば、
阪神からFAしている下柳投手のみが、国内移籍先が決まってない状況ですが
たぶん、これは阪神に残留でしょう。年齢的にもね。


だけど、ベテランの戦力外通告2人に何のオファーもないとはどういうことか??

東京ヤクルトから通告された、高津投手と千葉ロッテから通告された黒木投手だ。
横浜ベイスターズよ。2人まとめて契約しろよ。

戦力的にも、若手の教育の面でも、観客動員の面でもプラスだぞ。
過去にも、荒木大輔投手や、阿波野秀幸投手とかと契約した事もあるじゃんかさ。
2人とも、もう一度チャンスを与えてやって欲しいなあ。
なんとかならない??

2007年12月8日土曜日

決断近い!?注目の日本人FA2人。

いよいよ福留選手の決断が近づいている? ワシにはちょっと優柔不断に見えるけど。
せめて、黒田投手のように、国内移籍ではなく、完全メジャー移籍と言えばいいのに。


ただ、MLBのGMたちが集う、ウインターミーティングも終了して
今年の日本人FAの目玉2人へのオファーがほぼ揃ったようだね。

福留選手には、カブス、レンジャース、ホワイトソックスがとりわけ強いオファーを出してる様子。
たぶん、カブスあたりがいいとは思うんだけど。外野の層からいえば。

ケガの具合で最後に揉めるなんて事はないだろうねえ。
向こうは、契約前にメディカル・チェックを厳しくされるからねえ。
それで、トレードご破算とか、契約破棄とかはザラだしね。

でも、どのような決断をするか? 環境か?契約条件か?
早いとこ、決めて欲しいね。スッパリとね。


先の黒田投手も決めきれていないねえ。
ドジャースもオファーを出してるらしいけど、ダイヤモンドバックスかマリナーズかでしょ
。たぶん、マリナーズだと思うけどね。


そういえばまたまた、ヤンキース、松井秀選手にトレード話浮上だねえ。
今度は、ジャイアンツだってさ。もちろん日本のじゃあないよ。
MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツ。
なんでも、あのボンズの後の4番候補にと話を持ちかけているらしい。

ヤンキースのGMが、この件については否定も肯定もしてないからキナ臭い??
ほんとうにあり得るかも?? でも4番はムリだろう、いくらなんでも。


メジャーには3番最強説を唱える監督と、4番最強説を唱える監督といるんだけど
いまの30球団のなかでは、3番に最強打者を据える球団が多いような気がする。

松井秀選手も、もうなんだかんだで34歳。
今年のヒザの故障を考えると、5番あたりが一番フィットすると思うけどね。タイプ的にも。
去年はプレー中のこととはいえ骨折で、シーズンの半分を欠場。
今年は、ヒザの状態悪化で後半戦に成績が急降下。

契約を更新してから、フルに働いていないからねえ。年俸も高いから、いろいろ言われるんだよねえ。 どうなっちゃうんだろ??

2007年12月7日金曜日

またまた。。。あきれてしまう球団。。

もう、あきれてしまいます。いや、あきれてものが言えません。
12球団No.1の欲しがり球団、巨人軍が外国人補強に目の色を変えています。

すでに、今年横浜でクローザーを努めていたマーク・クルーン投手を獲得。
こんどは、東京ヤクルトを退団した、アレックス・ラミレスを獲得間近との事。

まさに、他球団からのオールスターラインナップ。
一塁、イ・スンヨプ(千葉ロッテ)
三塁、小笠原  (北海道日本ハム)
左翼、ラミレス (東京ヤクルト)
中堅、谷  (オリックス)

セットアップ 藤田  (千葉ロッテ)
クローザー クルーン (横浜)
これで、万が一にも福留まで入ってきたらどうするんでしょうか?
FAして、真っ先に誘ってましたよねえ。
なんでもかんでも、あるものは取りに行くっていう場当たり的発想としか思えない。

やっぱり口だけでしたねえ。自前の選手を育てて勝ちに行くなんてのは。
原監督や、球団オーナーが言ってたはずですよ。

これじゃあ、若手や生え抜きがやる気起きないよねえ。
他球団から入ってきた選手のほうが、はるかに阿部選手や高橋由選手より年俸高いもんねえ。


まあ、この球団嫌いだからどうでもいいけどさ。
だからこそ、広島東洋や、横浜という地域密着型にがんばって欲しいんだけどねえ。。
低予算のチームでも勝てるって事を見せてやって欲しいんだな。


とにかく、ここ数年の試合はパ・リーグのほうが見てて面白い。
チームの特色や、地域密着型が多くてね。個性的な選手も多いし。
いまは、ケーブルTVなどで見れるからね。

セ・リーグの試合を面白くしてない元凶だな。巨人軍は。
いい加減にしないかね。欲しい欲しい病は。

2007年12月6日木曜日

北京五輪での野球、アジア最終予選を終えて

まだまだ、あの熱戦の余韻が残っています。
しかし、同じ野球の試合なのに、WBCの時よりも、
五輪の本大会の時よりもシドニー、アテネ、今回の北京とアジア予選の時が一番興奮するんだろ??


そういえば、前回のアテネに続いて今回も主将を務めた宮本選手が以前言ってました。
『本大会よりもアジア予選が一番重圧がかかる』って。
選手がそうなんだから、見てる方も興奮するんでしょうね。

もう、韓国や台湾と、日本野球の実力差は思っているほどないね。年々狭まっている。
当たり前といえば当たり前。
なぜなら、日本野球界から韓国や台湾に行ってプレーする選手もいるわけだし
、監督やコーチ陣も日本から行ってるわけだからさ。アジアに野球を広めよう、
レベルをあげようってやってれば自然と実力差はなくなってくる。
外国人なんかも韓国球界や台湾球界を経験してから
日本に来る選手の方が多くなってきてるし、また活躍もするしね。


プレッシャーかかるよね。実力差は狭まってきてるのに
常にアジアで一番であることを周りから求められるんだから。


だけど、星野ジャパンの監督、コーチ達の報酬が月、50万円って本当かよ???

監督は、本来違うらしいけど、星野代表監督自らがコーチたちと同じでいいって言ったらしい。
星野代表監督は、ご存知のとうり、首に持病を持っていて高血圧症でもある。
そんな身体に、負担のかかる代表監督をお願いしておいて月、50万円の報酬ってどうよ??
コーチ陣にしたって同じ事。
勝って当たり前、負けたらボロクソ扱い覚悟でやってるのにそんな報酬の額ってありえるか??

 
日本野球連盟のお偉いさんたちどう思ってるの??
日本プロ野球連盟のコミッショナー代行や両リーグの会長さんたちもどう思ってるの??

月、50万円なら年俸にして600万円だよ?プロの2軍選手並みじゃあないの。
それが日本代表首脳陣としての報酬額とわけ???

バカにしてるんじゃあないの??

サッカーの日本代表監督なんて、億単位じゃあないのさ。
トルシエもジーコも。それに付帯条件もいろいろ付けたらもっと払ってるはずだ。
今回、オシムの後任の岡田元監督だって、億に近い報酬貰うはずだ。


プロの2軍選手並みの報酬で引き受けさせて、
平気な顔してる日本球界のお偉いさんたちの気が知れない!!
自分たちの報酬と比べてよ~く考えて見ろって!!

祝!!野球日本代表、星野ジャパン北京行き!

やったね! おめでとう!!
北京五輪、野球日本代表の星野ジャパンがアジア代表権を獲得しました。


昨日も、厳しい試合でしたね。
あのカナダの球審とオーストラリアの一塁塁審の序盤のジャッジはWBCでの露骨なまでの
ホームアドバンテージを思い出したね。

まあ、結果論で言えば、その後の新井選手の先制打を生んだ事になるけど。

しかし、見ててジリジリしたねえ。ダルビッシュ投手はイマイチの調子だし、
打線は併殺打でチャンスを潰すしねえ。
いや~な感じがしてきたとたんの6回にまさかの逆転ホームラン!!

正直ほんとに固まったよ!フリーズ状態!! 
だが、その次の攻撃が凄かった。

最終予選に入って初めて、星野ジャパンの目指してきた繋ぐ攻撃が出来たような気がする。
しつこいまでの単打を重ねての波状攻撃。見せてくれたねえ。


いうまでもなく、昨日の試合はあのスクイズに尽きる。
いまどき、甲子園でもノーアウト満塁でのスクイズなんて見ないよ。
監督&演出、星野仙一。主演、大村三郎。助演、宮本慎也だね。

お膳立てを作ってくれた主将、宮本選手の代走での激走があのスクイズを生んだ。
あそこは、荒木選手だろ??って見てたけど、あのスライディングには恐れ入りました。
そして、スクイズを決めたサブロー選手にも恐れ入りました。
あそこで、スクイズのサインを出す監督にもビックリだけど、それに応えるサブロー選手も見事の一言に尽きる。

そういえば、宮本選手もサブロー選手も高校時代はPL学園のショートだった。
『PL学園のショートを守っていた選手はプロ入りして必ず伸びる。』って言われているけど
改めてそう思ったね。
最終予選の3試合で出場の機会がなかった、長谷部投手、和田選手を含めて
北京五輪の野球日本代表、星野ジャパンの24人の代表選手にありがとうって言わせてもらうよ!!


国を背負って、野球界を背負って戦って見事に結果を残してくれた。ありがとう!!!
〆にワシが4番での起用に疑問を思っていた、新井選手へ。ホントにすみませんでした。
恐れ入りました。
正直、アテネの時の4番を努めた城島選手よりもはるかに凄い働きでした。


来年の北京五輪の本大会に、この24選手で望めるように、
短いオフになったけど、体のケアをして来年ケガなくプレーできるようにしてください。
本当に入れ替えなく、この最終予選の24人で金メダルを取って欲しい!!

なんで手放すの??

続々と日本人メジャー選手が帰国してきます。
トレード話の渦中である、ヤンキース松井秀選手も明日あたりに帰国予定とか。


さて、FAで移籍先が未決定の井口選手ですが、5、6球団からオファーは来ている様子。
井口選手本人は、できれば西海岸の球団でのプレーを望んでいるらしい。

となると、セカンドが空いているのはエンゼルス、パドレスあたりか??
エンゼルスに決まると面白いね。ファン的にはね。
日本人対決満載で。年俸はどのくらいだろうか?
2年あたりの契約年数で7億円+出来高ってとこか?


それに比べて、黒田投手の争奪戦が過熱しすぎの感じ。
ダイヤモンドバックスが3年で33億円+出来高のオファーを出したとか
?松坂の年俸を越えてる!
それにまだ資金力潤沢の球団はまだあるし12月のウインターミティングでどうなることやら。
さらにマネーゲームになる予感大。

もう黒田投手も広島かメジャーかなんて煮え切らないこと言ってないでハッキリとメジャーにいくって言うべきだと思うけど。
去年、広島東洋と結んだ4年契約を破棄する形でFAしたんだからさ。
じゃなかったら、何のためのFA宣言なのか? 男、黒田ハッキリさせろ!


またまた、外国人の契約で揉めてます。埼玉西武のカブレラ選手は退団必至。
年俸6億を球団が渋っているらしい。
去年、松坂投手のポスティングでいくら入ったんだっけ?
カブレラ選手抜けたら、4番どうするの? 和田選手もFAでしょうが。
それで勝てっていうのも渡辺新監督は気の毒だ。
もっと勝つチームを作るために去年のポスティング資金使いなさい。
あてになるかどうかの新外国人とるくらいなら。


東京ヤクルトも今年、最多勝のグライシンガー投手との契約延長で揉めてる。
ここも高田新監督を迎えて失礼じゃあないの?
ラミレス選手は退団だし、石井一投手はFAで埼玉西武へ移籍だし
これでグライシンガー投手まで手放すくらいなら、何を考えて球団を運営しているのかわからない。

この間のドラフトで、仙台育英の佐藤投手と慶応大の加藤投手と即戦力級が二人取れたからって
アテにするのは甘い!!
だいたい、その二人が気の毒だ。また将来ある投手を壊すつもりか!

かつて、西村投手、伊藤智投手、岡林投手を酷使して壊した実績は充分すぎる。
石井一投手とラミレス選手に今年払ってた年俸分を少し廻して
グライシンガー投手と契約すればいいじゃんかさ。 なんでそう思わないんだろ??

この二つのトレードの話やいかに

いやあ、失礼しました。 当たりとはずれと半々でした。
阪神の濱中選手と吉野投手もトレード先。千葉ロッテではなく、オリックスでしたね。
でも二人コンビでのトレード画策は間違ってなかったと、ひとり自己満足です。


しかし、このトレードは釣り合いが取れてない!
先発を任せられる投手相手でないのに、人気も実績もある濱中選手と吉野投手を放出とは?
阪神は、内野手は余ってるくらいじゃあないの。広島東洋から新井選手も入ってくるし。
阿部とか言う若手投手も即先発は無理でしょうよ。なんかハズレのような気が。。。。


片や、メジャーではとうとうヤンキース松井秀選手のトレード話に現実味が?
相手はツインズのエース、サンタナ投手らしい。
サンタナ投手相手に、ヤンキースは松井秀選手と若手のヒューズ投手との1対2で交渉中とか

判断が難しいところだね。松井秀選手は。
彼の契約にはトレードを拒否できる権利が付いているので、当然拒否は可能
。しかし、来期の新監督の構想では今のところレギュラーは保障されてない。
外野はデーモン、カブレーラ、アブレイユで行くと明言してるからね。
監督、GMそろって。ということはDHを松井秀選手とジアンビが争うわけだ。

もしこの話がまとまった場合、あくまでも拒否をしてヤンキースに残ってポジションをとりに行く道を選ぶのか?
それとも、レギュラーで打線の中軸を約束されているツインズへいくのか?
この判断は相当に悩むことになる。


現時点でのツインズはアメリカンリーグの中地区で常に優勝を争うチームではあるがそれは、エースのサンタナがいればこその話。
サンタナが抜ければ、投手陣の弱体化は明らかで下位に沈む可能性は高い。
ワールドシリーズに出て、チャンピオンリングが欲しいのならばどちらがいいのか?

すでに引退した伊良部投手、現役メジャーでは井口選手、田口選手、
松坂投手、岡島投手と5人の日本人が持っているワールドシリーズのチャンピオンリング。

松井秀選手も欲しいでしょうよ。まあメジャーの選手なら全員そうだろうけど。

田口選手は別として、年下の、自分より後から来た選手に取られているのは悔しいに決まってる。
ワシの意見では、チーム打撃優先でなんか小さく見える最近の松井秀選手がツインズでは、
日本に居た時のような迫力が戻りそうな気がするけどね。

でもその前に、ワシがヤンキースの監督だったら、松井秀選手は出さない
。変わりにデーモンを出すよ。
総合的な能力とここ数年の平均した成績を考えたらそうするのが普通だと思うけどねえ。

2007年12月5日水曜日

今年は売り手市場だ。日本人FA選手。

続々と、日本人FA選手のメジャー入りが決まっていく。
インディアンスとの契約を結んだ小林雅投手に続き、
同じ千葉ロッテからFAした、薮田投手もロイヤルズ入りが決まった。

あのトレイ・ヒルマンが来期から指揮するチーム。
2年契約で推定総額、5億8千万円+出来高付き也。
これって、小林雅投手とほぼ同等の評価じゃないの。
やはり、サウスポーのリリーバーは価値があるんだね。メジャーでは。


広島東洋からFAした、黒田投手はどうだろうか?
マリナーズが、4年総額49億円。
ダイヤモンドバックスが、4年総額41億円。
カブスは、4年総額45億円。
ほかにも、ドジャース、ヤンキース、ホワイトソックス、レッドソックスなどが関心をもっているらしい。
12月のウインターミーティングあたりまでは決まらないかもね。
しかし、この評価額は1年ベースで見たらば松坂以上のもの。どこへ決まるかねえ。


そういえば、ロッキーズの松井稼選手の動向がすごいことになって来た。
松井稼選手も今年はFA。

本人は残留希望らしいのだが、ロッキーズの契約提示額が2年総額で6億5千万円らしい
カブスとアストロズが双方ともに、3年総額16億円での獲得を狙っているらしい。
これだけ、評価額に差があるのは、いくら残留希望でも悩むところ。
さて、その選択はいかに。

松井稼選手の契約如何が、同じFAの井口選手にも影響する。
同じセカンドだからね。
今年、井口選手はホワイトソックスからフィリィーズに移ったが
、フィリィーズ側は引き止めないって、言ってるからね。
『同じセカンドにはブラッドリーがいるから、彼は常時出場できるチームにいきたいはず』ってね。


他のメジャー希望の日本人FA選手である、東北楽天からの福盛投手のところにも、
4球団ほど交渉希望が来ているらしい。


中日からの福留選手も争奪戦になること間違いなし。
『選手の評価は、年俸が全て』って、以前から公言してるもんね。
年俸総額じゃあ、いくら巨人軍でもメジャーには敵う訳ない。
これで万が一にも、巨人軍入りでもしたらガッカリだね。中日ファン大激怒間違いナシ!!


まだまだ、今年も野球で楽しめるねえ。

育成選手ドラフトについて

大学、社会人ドラフト終わりましたね。 

結局ビッグ3は東洋大、大場投手は福岡ソフトバンクが。

愛工大、長谷部投手は東北楽天が。

慶応大、加藤投手は東京ヤクルトが、交渉権を獲得しました。

大場投手は福岡ソフトバンクよりも、下位球団に行って欲しかった。
オリックス、横浜、阪神と先発のコマが足りてないところのほうが面白いと思ったのに。
福岡ソフトバンクじゃあ、出てくる余地があるのか??先発足りてるじゃんか?


長谷部投手は、いいところに入った感じだね。
リリーフの方が持ち味を生かせるはずだから、セットアップの足りない東北楽天はいい。


加藤投手が、単独指名とは以外だ。
いつも思うけど何故、横浜は地元出身の選手を取らない?

近年の成瀬投手、涌井投手、濱中選手、佐藤選手の横浜高校勢や、
田中選手などの東海大相模や横浜商大勢などなど、地域密着を謳うなら取るべきでしょ?
今回の加藤投手も地元、川和高校じゃないの。

まあ、東京ヤクルトは万々歳だね。仙台育英の佐藤投手に続いて好投手を取ったからね。
でも、壊さないでちょうだいよ。東京ヤクルトと中日は投手壊すのは前科多いからね。


ところで本題だ。育成選手ドラフトについてだ。

今年は8球団があわせて15名を育成選手として指名した。
育成選手というのは、支配下選手登録外の選手なので、
いろいろ制約があるのだが育成というからには、1年やそこらでクビにするのは控えて欲しいと思う。

ケガとかは別だけどね。いまの2軍って、
1軍半の選手や1軍選手のリハビリやら、調整やらで本当の若手育成の場になってない。

たまに2軍の試合見に行くけどさ。試合に出られなければ、経験を積むことも出来ないわけで。
現状2軍がそうなんだから、育成選手たちはもっと試合に出られない現状だ。
それで、1年やそこらでクビはないだろう。
ほんとに見極めてるのか、育成する気があるのか疑うよ。


特に独立リーグの愛媛アイランドリーグや
北信越BCリーグからの育成指名選手は真の意味で育成することを目指して欲しい。

今年も愛媛からは5人、北信越からは1人が指名されたが、
彼らの目標はハッキリしてる。プロを目指すのみなのだ。

だから大学や社会人、クラブチームに行かずにテストを受けて、
薄給のなかでプロへの可能性を探っている存在だ。
先の話のように、プロの2軍が育成の本筋を外れ始めている現状では3軍があっていい。

本来なら、プロのやるべき裾野の拡大を独立リーグがやっているわけだ。
だからこそ、安易に育成指名をして、出場機会もろくに与えずにクビは止めてほしい。


今後も、FAやらポスティングでメジャーに日本人選手がいくのは止められない。
だから、どんどん選手を底辺から育成して、供給しないとほんとうに日本のプロ野球は廃れるよ。


気づいたときにはすでに遅しなんてことにならないようにね。各球団のフロントさんよ。

日本人プレーヤーを理解するメジャーの監督たち

今年のFA宣言選手でのメジャー希望者は多い。
また、日本人プレイヤーがメジャーで多くなれば、
当然メジャーの監督たちも、日本人プレーヤーへの理解が進み、好む監督たちも増えていく。

そういった意味では、ボストン・レッドソックスのテリー・フランコーナ。シカゴ・カブスのルー・ピネラ。
カンザスシティ・ロイヤルズのトレイ・ヒルマン。ロサンジェルス・ドジャースのジョー・トーリなどなど

千葉ロッテから、FAした薮田投手がロイヤルズと早々に2年契約合意 。
これなど、ヒルマンが監督に就任したからこその早業。

同じ千葉ロッテからFAした小林雅投手もインディアンズと契約合意。

今年の、岡島投手をはじめ、大塚投手、斉藤隆投手などリリーバーでの成功例が多いので
東北楽天からFAした福盛投手など
日本人リリーバーはメジャーが獲得争奪に来るはず。クローザーは無理としても、
セットアップなら充分の実力者ばかりだからね。

今年は特に、カブス、ドジャース、レイズの3球団が日本人FA選手獲得に熱心らしい。
中日からFAした福留選手、広島東洋からFAした黒田投手も含めて争奪戦間違いなし。
誰が、どのメジャーチームに行くのか興味津々です。今からもう。

ただ、カージナルスの田口選手が、契約解除されるとの話を聞き、これも気になる。
一番、苦労してメジャーリーガーになった選手だけに、少しでも長くメジャーでプレイして欲しい。まだまだ充分活躍できるベテランだとと思うし。

ベテランといえば、桑田投手も、パイレーツと再契約できそうな雰囲気だし、
さらに、野茂投手の復活なるか?も気になる。
桑田投手はブルペンスタッフでならいけると思うけど、野茂投手は先発型だから、かなりきついと思う。大家投手も同様だね。がんばって復活して欲しいとは思うけど。

2007年12月4日火曜日

戦力外通告選手

この時期になると、ルーキーやらFAやらがにぎわす野球の紙面の片隅に出てきます。『戦力外通告』の記事が。ほんとに片隅です。

その中でなんで?と思う選手が結構います。チームの構想や、選手層にフィットしないってことなんでしょうけどね。そんな選手のなかで、この人は使えるでしょ!!って思う人上げてみます。

北海道日本ハム 鎌倉投手このところ、故障続きですが、回復しつつあるサイドハンドのスピード派です。もったいない。横浜や広島あたりだと先発、ロングリリーフにと活躍の場があるはず。


北海道日本ハム 萩原投手この人、日本シリーズでも投げてました。本格派です。140キロ中盤。ただ、制球難が嫌われているのだと思います。が、ショートリリーフに活路があると思いますし、ブルペンに置いとくと重宝するはず。


千葉ロッテ 黒木投手いわずと知れた、ジョニーです。千葉ロッテの低迷期を支えてきた魂の固まり。今年はファームでまあまあの成績のはず。このまま終わらせるのは惜しい。是非に横浜あたりで復活を見たいものです。


千葉ロッテ 藤田投手これには、一番驚きました。なんで???すぐさま、福岡ソフトバンクが獲得に動いている様子。年俸1億を提示しているはず。なんで、戦力外なんでしょうか???


巨人軍 斉藤外野手横浜高校出身です。谷選手の加入や矢野、俊足、鈴木選手の台頭ではじき出されたようですがあの野球センスは、まだまだ錆びてはいないはず。パ・リーグでもいいし、中日あたりがテストするのではと個人的に思ってます。


オリックス 吉田投手たしかに、もう40超えの投手ですが、左のワンポイントやショートリリーフではまだ活躍の余地があるのではと。東北楽天さんいかがです?


横浜 種田選手完全に仁志選手にはじきだされました。しかし、まだあのガニマタ打法は見たい。内野なら、どこでもできるユーティリティ。東京ヤクルトあたりいかが?
今年も合同トライアウトが終わるまで、悲喜こもごもなことがおきるんでしょうねえ。来期も、戦力外通告選手の復活劇がどこかで見られると期待してます。

この時期のコーチ解任ってあり?

日本選手権シリーズを戦いおえて、間もないのに北海道日本ハムの白井ヘッド、佐藤投手コーチ、淡口打撃コーチが来期の契約を結ばないとクビを言い渡されたそうです。

ちょっと酷過ぎませんかねえ。この時期に。

ほとんどのチームが来期に動き出していて、コーチも決まっているというのに。これじゃあ、ヒルマン氏ともう一人の外国人コーチがカンザスシティに来期から監督とベンチコーチと彼ら二人だけいい思いしてるじゃないですか。高田GMも来期、東京ヤクルトの監督として決まっています。とっとと自分たちだけ、先を決めて平気ですかね。普通??

しかし、いつも思うことですが、なぜ日本のプロ野球チームは監督が変わるとコーチも変わるんですかねえ。子飼いというか、一緒にやりやすい人を連れて行くことが多いですよねえ。それじゃあ、いままで選手たちを見てきた人がガラリと入れ替わる訳で一貫性がなくなるというか、選手たちがやりにくいと思うんですけどねえ。いきなり、いままでと違うことを言われたら戸惑うでしょ。

どの組織でも一緒だと思うんですよ。困るのはいつも下の人間な訳で。一般企業社会では、上が変わるときに、自分のやりやすい人間だけ集めるなんてとうりませんよ。絶対に。引継ぎも、申し渡しも無きに等しくなるわけで。

早く、日本もGM制が導入して、定着させるべきだと前から思っているんですよ。訳の分からない親会社の人間だけではなく、現場あがりの人間もフロントのそれも重要な地位にいるべきだと。でないと、長期的にチーム運営ができないと思うんですけどねえ。いい加減変わりませんか? 古くて、良くないやり方とは。

この時期の監督就任発表に疑問あり

10月24日付けで北海道日本ハムのGMを退任した高田繁氏の東京ヤクルト、来期監督就任が正式に発表された。もう1年GMをやってくれとの北海道日本ハムの要請を振り切ってのことだという。

このタイミングには疑問だ。今期GMを担ったチームがこれから日本シリーズがあり、さらに日本チャンピオンとなればアジアシリーズもあるのにである。GMと監督がそろって来期の就職活動とはいかがなものか?ヒルマン氏を迎えるカンザスシティ、高田氏を迎える東京ヤクルトも北海道日本ハムの全日程を終えるまで待てないものか?日本プロ野球の最高舞台を前にどう考えるのか?もし自分のチームが同じ立場の時に、同じことをされたらとは頭が廻らないのだろうか??

国は違えど、新監督を決めるべく候補面接をしているヤンキースはワールドシリーズ開催中を鑑みて、決定、発表を控えているという。見習うべきだ。おおいに見習うべきだ。水を差すなと思うのは自分だけだろうか??

しかし、わしは高田氏の手腕は高く評価している。(生意気ながら)日本でのGM制度初の成功例といっていい。

選手当時はいままでに例がなく、成功しないというレフトからサードへのコンバートを見事にやってのけ、その年に自己最高成績をマーク。ベストナイン、ゴールドグラブも獲得したセンスと努力の人だ。監督としては、4年間日本ハムの東京ホーム時代を担った。その後、古巣ジャイアンツの1軍ヘッドコーチ、2軍監督を経て北海道元年の日本ハムにGMとして就任。チームを北海道の地域密着に成功。チーム改革も、広い札幌ドームを踏まえた守備力、強肩、走力重視に。ドラフトでも、才能高く、可能性のある高校生を中心に補強。2軍での徹底教育で2,3年で1軍戦力に仕立て上げ、2シーズン連覇を果たしている。森本、田中賢の1,2番、稲葉を最後まで待ってのFA補強。さらに投手陣の充実ぶりはいわずともだ。

もちろん、高田氏だけの功績ではなく、親会社、フロント、現場のすべてがかみ合っての成功だ。
さて、問題は東京ヤクルトの会社、フロントの協力具合だ。今回、高田氏は監督であり、球団最高責任者のGMではない。球団経営や、補強に積極性が感じられない東京ヤクルト。これはいまひとつどころの印象ではない。今期もあれだけの選手を低い年俸でとれる。岩村も抜けたのだからと古田前監督が獲得を望んだ中村紀をあっさり見送り。そして中日入りしてからの結果。これが古田前監督のフロント不振につながり今回の退任に大きく影響したともいわれている。

オリックスを見るまでもない。監督だけではどうにもならないのだ。親会社、フロントの協力がなければ。いまやオリックスは東北楽天を成績で下回っている。分配ドラフトでいいとこ取りしたのに
わしは、高田新監督の野球におおいに注目している。また東京ヤクルトのフロントにも注目している。今年の親会社の株主総会では、球団を強くする気もなく、赤字のままなら球団を手放せ、売却しろとの声もあったという。


今回、高田新監督にさえ協力的でなければ、そのような株主や周辺の声がおおきくなることは間違いない。 どうする? 東京ヤクルト。北信越か四国にフランチャイズを持ってくか?それとも売却するか??