2008年1月30日水曜日

提案!!1番ショート 野中

横浜ベイスターズには、和製長距離砲が育ちつつある。

いうまでもなく、村田選手、吉村選手の東福岡高コンビだ。

控えでも、小池などは、年間20本塁打の年もある。
あくまでレギュラー確保が前提になるが。。。

あと、足りないのはなにか?

俊足の1番打者が欲しい!!
中日の荒木選手、阪神の赤星選手を見ているとほんとにうらやましいかぎりだ。

初回に、ヒットか四球で出塁。すかさず盗塁。
2番打者が、犠打か進塁打で、一死三塁のチャンスをつくり
3番打者の犠飛か内野ゴロで1得点。

このパターンを幾度見たことか。

98年優勝の時は石井豚選手がこの役割を果たしていた。

数年先を見越した場合、いまから我慢して使って欲しい選手がいる。
俊足1番打者にうってつけの選手が。

そう、野中選手である。
昨シーズンは、石井豚選手がケガを押してのプレーだったので
休ませる意味での先発出場や途中出場の機会が多かった。

この際、1番、ショートで抜擢できないかものか?
我慢して、使い続ける時ではないか?

大胆なコンバートと打順編成が必要になるが
検討する余地は十分にあるはずだ。

吉村選手を今季、外野手に再コンバートするならば、
年齢も考えて、石井豚選手をサードに、
村田選手をファーストに据えて、野中選手の抜擢はどうか?

もともと、ワシは仁志選手が横浜に来た時から
3番打者で使うのがいいと思っていた。
攻撃的な姿勢は確かに魅力の1番打者だが
横浜には機動力の野球が必要だと思う。

3番、金城選手にも疑問があった。
天才肌の打撃だが、好不調の波が激しいからだ。
いい時はいいが、はまるとサッパリ。
6番あたりで生かした方がいい。

昨シーズンの経験から、今年は4番村田、5番吉村でイケルと思う。

野中、石井豚、仁志、村田、吉村、金城の並びはどうだろうか?

横浜ベイスターズのファン、関係者の方いかがなもんでしょうか?

2008年1月29日火曜日

どうする?今年の投手陣編成

もうあと3日経てば、キャンプインだ。
昨年は、北京五輪アジア予選もあったのでオフを短く感じる。

さて、我が横浜ベイスターズの投手陣はどうか?
毎年の課題である、先発ローテ確立はできるのか?
クローザーを誰にするのか?
新加入の投手を含めて見てみよう。

今年のポイントは、なんといってもクローザーだ。
クルーン投手が、どこかの欲しがり球団に移ったから。

首脳陣はおそらく、新加入のヒューズ投手に期待をかけているだろう。
レッドソックス傘下の3Aで昨季は24セーブ。候補筆頭ではある。
が、まったくアテにならない可能性もある。それは、新外国人だから当たり前だ。
日本での実績はないのだから。

それでは、万が一のクローザー候補となるとどうか?
広島東洋からの移籍で小山田投手が加入したために
ブルペンスタッフはまあまあ整ったと言える。

ワシ的には、小山田投手か加藤投手に期待する。
特に加藤投手にだ。最多ホールドの実績もあるし、適任の気がするのだ。
間違っても昨年のように、先発に回すなどして欲しくない。
戦力として、彼を殺してしまうからだ。
川村投手も同様。木塚、川村、加藤のトリプルKはリリーフ戦隊なのだ。

だからこの際、先発は5人ローテでいいと思う。
そこに、6連戦のときは、ベテラン工藤投手を使うのだ。

中4日の110球あたりをめどにして、
あとは、ブルペンを厚くしておく方がいい。
ベイスターズは、リリーフ向きの投手のほうが今は多いからだ。

そうすれば、先発陣に悩むこともなくなる。
三浦、寺原、土肥の3投手の他に
新外国人のウイリアムス、ウッド投手に出戻りの入来投手、
若手の高宮、三橋、小林の3投手のなかで競争させれば良い。
吉見投手も加えれば、
この中から2人くらいは使えるのが出てくるだろうと願いも込めて思っておく。

とにかく、今年はクローザーを先に決めるべし。
そこが収まってから、ブルペンスタッフを厚くして逆算のかたちで、
先発ローテを決めるほうがいいはずだ。

とにかく、まずはヒューズ投手の力に注目だ。
それから投手陣の編成の全てが動き出す。

2008年1月28日月曜日

ドラフトで地元選手を取れ

ワシのひいきの横浜ベイスターズ。
98年の優勝から早10年。相次ぐ中心選手の流出や不振でかなり低迷気味。

3位までは何とか行くのだが、やはり選手層のはかなさか、
終盤に息切れして、チームは失速して行くのが毎年のパターンになってきている。

『横浜開港150周年に優勝を!』

の掛け声はいいが、もう来年の事だ。
現実にできるかどうか、正直微妙だと思っている。

個人的には、外国人選手を取るなら
台湾、韓国、中国の東アジア地域の選手で編成してもらいたい。
究極は国内純血編成が理想なのだが。そのくらいの特色を出すべきだ。

さらに言えば、企業名を球団名から排除したのも横浜が初。
2軍を独立採算に持って行き、
チーム名もユニフォームも変えて差別化しているのも横浜がはしりで始まったことだ。

であるならば、もっとドラフトで地元、神奈川県に
ゆかりのある選手を獲得してほしいと
毎年、毎年、思っているのだが、裏切られている。

けっして、無理をいっているつもりはない。
現に神奈川にゆかりのある選手が
横浜の補強ポイントにあっているのに、取りにいかないのだ。

ここから上げる選手は、今の球団に行ったから順調に成長したのかも知れない。
しかし、それだけの素材であることは知られていたのに
なぜ、獲得しないのか?それがわからない。

高卒投手だけでも、現埼玉西武の涌井投手。
千葉ロッテの成瀬投手と北投手。

野手では、千葉ロッテの佐藤選手。
巨人軍の田中大二郎選手。中日の福田捕手。
今年から阪神に入団する、高浜選手などなど
もっと神奈川県の高校出で有望選手はいたのだ。

先発ローテがなかなか固定できない横浜。
ニ遊間と一塁の将来に補強のポイントがある横浜。
補強ポイントにあてはまる地元選手がいるのに獲得しないのは何故だ。

神奈川県の野球レベルは言わずもがな高い。
その選手が地元、横浜に入団して活躍するのは
地元民ならば、ぜひ願うことだろう。観客動員にもつながるだろう。

今年からでもいいから、
ぜひ積極的に神奈川県の有力選手をドラフトで獲得する姿勢でいってもらいたい。
高校、大学、社会人全てに。
さらなる地域密着球団になるために切にそう願う。

2008年1月27日日曜日

12球団の捕手事情 読売巨人軍

12球団の捕手事情もこれで最後。 読売巨人軍だ。

いまや、12球団でも屈指の捕手となった阿部慎之介。
貢献度はかなり高い。

長嶋終身名誉監督がレギュラーシーズン1年を棒に振ってでもと、
ルーキーイヤーから抜擢、起用した甲斐があったというもの。
そして、まだそのときには巨人軍には全盛期を過ぎたとはいえ、
ベテラン3人がいたのが大きかった。

斉藤、槙原、桑田の3投手である。
彼らがまだいたからこそ、1年であれだけ成長した部分はある。

しかし、個人的には阿部捕手のキャッチングには感心しない点がある。
投手が投げる時にミットが落ちるのだ。それも手首ごと。

一時期、流行ったシンクロリズムなるものがあった。
投手のリズムに合わせてタイミングを取る打撃リズムなるもの。
それを捕手用に改良して守備面で活用したの
があの前東京ヤクルトの古田捕手だった。

古田捕手の場合の守備面のシンクロは
投手が投球時の重心が沈む時にあわせて
自分も僅かに重心を沈ませてキャッチングに生かしていた。
ただし、ミットは立てたまま。

阿部捕手の場合、同じシンクロでもミットが手首ごと前に倒れてしまうのだ。
結果、若手の多い今の投手陣の場合、
制球が安定しない原因になっているのだ。

肝心なところでのポカや無駄な四死球は
このことが原因だとワシは以前から思っている。

さて、しばらくは阿部捕手で磐石の時代が続くと思うが
その後となるとどうなのか?

いまのところ、ベテラン村田善捕手と加藤捕手でサブはこなせるはず。
しかし、ポスト阿部となるとこの2人は年上と同年代で当てはまらない。

現有戦力では、星捕手と伊集院捕手が2軍で経験を積んでいる。
だが、いずれこの球団のこと。
またぞろ、いざとなったら他球団の選手をぶん取って当てはめることだろう。

あれだけ、毎年高素材の選手をドラフトで獲得しながら
生え抜きのレギュラーはわずか3人というのが
この球団の悪しき体質を物語っている。

懲りない伝統球団よ。盟主などとうぬぼれているがいい。
そのうち、有望新人から見向きもされなくなる時が来る。
そしてそのときは近い。その時ではもう遅いのだ。

2008年1月26日土曜日

12球団の捕手事情 中日ドラゴンズ

12球団の捕手事情。 中日ドラゴンズは。

今、最も選手層がムラなく、厚いのは中日ドラゴンズだと思う。

落合監督の就任時は、現有戦力の再確認として
高校生を中心とした補強を進めてきたが
その反面で、2年目に大胆にナタを奮いチーム改革に努めてきた。

結果、投手、野手共に、豊富なタレントぞろいとなり
多少のケガ人などがでても
大きな戦力ダウンを招くことなく常に安定した戦いを続けている。

捕手の場合も、現時点で不動の正捕手、谷繁捕手と
巨人軍からのFA人的保障で獲得した小田捕手とで磐石になっている。

またその後の後継もタレントは揃っている。
01年の前田、03年には、小川捕手。
04年には、高校、大学で松坂、木佐貫を受けてきた小山捕手を、
07年には福田捕手、田中大輔捕手を獲得して、
2軍で育成中だ。

全員高素材の中から、誰が抜け出てくるか
今年当たりに見れそうな気がする。

それよりも、中日も遊撃手の後継がやや心配かも。
昨シーズンは、荒木選手や森野選手でしのいだが
捕手よりも遊撃手の育成、補強の方が早急かもしれない。

2008年1月25日金曜日

12球団の捕手事情。 阪神タイガース

12球団の捕手事情。 阪神タイガースの場合。

03年に18年ぶりのリーグ制覇を成し遂げてからは06年にもV。
それ以降も安定した戦いをしている阪神タイガース。
それまでの低迷がウソのようだ。

なんといっても、今の土台を作ったのは現、東北楽天の監督の野村時代。
成績は残せなかったが、
野村時代に目をつけて起用してきた選手が今のチームで活躍をしている。
赤星、藤本、矢野選手たちだ。

さらに前監督の星野時代に
ドラフト、FAで獲得した選手が加味されて、選手層の厚さにつながっている。
鳥谷、金本選手らだ。

さらに、トレード、FAで今年も積極補強。
投手陣と野手陣はさらに厚みが加わった。

矢野捕手の正捕手としての安定と共に
チームの成績も比例して安定しているのは周知の事実。
しかし、世代交代に不安があるのがこのポスト矢野捕手の育成部分だ。
現状、矢野捕手、野口捕手でまかなえているが
この2人、年齢を考えると、後継探しは急がなければならない。

だが、00年入団の狩野捕手が
昨シーズンに頭角を現してきたが、ま
だまだ終盤や優勝を争う後半戦での起用はなく、
まだまだ、両ベテラン捕手には届かない。

06年入団の橋本良捕手や
04年に入団した岡崎捕手も実績を上げていない。
01年入団の浅井良捕手もそうだ。

今年あたりに、狩野捕手や倉重捕手の伸びしろが欲しい。
『優勝チームに名捕手あり』
ポスト矢野捕手の育成は後のチームの浮沈と直結するからだ。

2008年1月24日木曜日

12球団の捕手事情 横浜ベイスターズ

12球団の捕手事情。 横浜ベイの場合は。

谷繁捕手がFAで中日に移籍の後、
我慢して使い続けてきた、相川捕手が
やっと正捕手らしく、育ってきてくれた。

球界を代表する捕手とまでは行かないが、
国際大会にも、サブとして選出されるなど経験も積んできている。

昨年は、渋い打撃で初の規定打席3割をマーク。
その打棒でも下位打線での存在感は増しつつある。

しかし、その相川捕手も今季で32歳。
その控えにいる鶴岡捕手、新沼捕手ともに
30歳台という部分がちょいと気になる。

04年の斉藤俊、05年の黒羽根、06年の高森の3捕手の中から、
ポスト相川としてはやく頭角を現して来て欲しい。

横浜ベイの場合、早急に手を打つべきはニ遊間の後継をどうするかだ。

仁志選手、石井豚選手ともに30歳代の後半。
いつまでも、両ベテランに頼ってはいられない。

このふたつのポジションは若手が順調に育っているとはいえない現状。
いち早い補強が求められる。

あと今季に限っていえば、
誰にクローザーを任せるのか?
この一点にキャンプ、オープン戦の注目が集まる。

2008年1月23日水曜日

12球団の捕手事情 広島東洋

12球団の捕手事情 広島東洋の場合は。

長くお荷物球団と言われ、
球団運営さえ危ぶまれていた時期もあったが、
昭和50年に外国人監督ルーツを招聘して、
ユニホームを現在の赤を基調としたものに変更。
チームも大胆に若手を起用して、体質改善を図った。

この年の前半戦の終了を待たずにルーツ監督は辞任するが
後を受けた古葉監督が、見事にチームを指揮。
球団初の優勝を成し遂げ、『赤ヘル旋風』を巻き起こした。

その後も、上位を争う球団に変貌。
『赤ヘル軍団』の全盛期となる。
しかし、中軸を担ってきた、
山本浩、衣笠選手の引退とともに、再度低迷期へ。

近年の、逆指名、自由枠、FAなど市民球団には不利な状況もあり、
若手を育てても、育てても流出する事態が続いている。

そんな中で正捕手も固定できていないのが現状。
97年入団の倉捕手と01年入団の石原捕手とで競争させているが、
どちらも決め手に欠けていて併用の状態が続いている。

それでも01年高卒入団の山本翔、
03年高卒入団の白浜の両捕手が着実に2軍で伸びてきており、
今後が有望視される。

この2人のうちから正捕手が固定できれば
10年以上は、正捕手に困らないだろう。

来期09年には新球場が完成するので
現広島市民球場では最後のシーズンとなる今季だが
よりによって、エース黒田投手と4番新井選手をFAで失うという非常事態。
加えて、前田選手も晩年に差し掛かってきている。

梵、東出、栗原、尾形の4選手の奮起はもちろん
中東、天谷選手ら、若手の伸びしろが欲しい。

投手陣では、大竹投手の一人立ちと
前田健太、斉藤悠葵、両投手あたりの台頭が望まれる。

2008年1月22日火曜日

訃報。元横浜 加藤博一選手

横浜ファンにとって悲しい知らせでした。

元横浜の加藤博一選手が1月21日に
左肺がんを原発層とする、左大腿骨転移のために逝去されました。56歳でした。

西鉄(現埼玉西武)-阪神ー横浜と
21年間の現役生活を送り、
小技の効く打撃と走塁で、攻撃的2番打者のはしりとなりました。

特に、横浜在籍時に当時の近藤監督に
屋敷選手、高木豊選手とともにスーパーカー・トリオと命名されて活躍し、
天性の明るいキャラクターでファンにも愛されました。

打席でのヒッティングマーチは「蒲田行進曲」。
加藤選手が打席コールを受けた際の「ひろかずコール」は名物でした。
現在では珍しくなくなった選手名連呼コールのはしりともいえます。
加藤選手は、スタンドのファンが
きっちり3回コールするのを待ってから打席に入っていて、
ファンを大事にする選手でした。

現役時代から、『おもろいしゃべりの野球選手』として
オフシーズンは主役級の扱いを受けてTVに出演していました。

現役引退後はフジテレビ系列のスポーツ番組を中心に活動。
おもろいキャラクターはそのまま解説者としても
首都圏、関西を問わずに人気がありました。

現ベイスターズである
横浜太洋ホエールズの時代からの活躍と
その愛すべきキャラクターに心から哀悼の意を表します。

合掌。。。

2008年1月21日月曜日

12球団の捕手事情 東京ヤクルト

12球団の捕手事情 東京ヤクルトの場合は

東京ヤクルトは素質、能力がありながら、
故障で持っている力を発揮できていない投手が非常に多い。

野村ヤクルト時代の伊藤智仁投手、岡林投手、
西村投手、山部投手と一時期にエースの働きを見せるものの
その後の故障で短命に終わるか、
一時期の輝きを取り戻せないまま現役を終えることが多い。

その反面、野手は一度定位置を獲得すると、
長きに渡り、そのポジションで活躍する場合が多い。

代表格はなんといっても、古田捕手、宮本選手だろう。

いわずもがな、ヤクルト全盛期を支えた
野村ID野球の最高傑作である古田捕手の後釜は、
その古田兼任監督ですら育てきれずに退任した。

古田捕手が30台半ばに来た頃から
東京ヤクルトは捕手の指名を繰り返しドラフトでしてきた。
95年、野村捕手、96年、小野捕手、99年、米野捕手
01年、福川捕手、02年、高橋捕手、04年、川本捕手などなど、
12年間で実に9人もの捕手を指名してきたが
出場機会が少ない中でのポスト古田の育成は難しく、
いまだに正捕手が決まっていない現状だ。

現阪神の野口捕手がトレードされずにいたらと
東京ヤクルトファンなら一度は思うに違いない。

しかし、憂いていても始まらない。
米野、福川、川本捕手の3人から
競争意識のなかでの正捕手が現れなければ困る。
昨シーズンは福川捕手の先発マスクが多かったが
高田新監督の体制になり、先は混沌としている。

また、野手陣でも宮本選手の後継、
ラミレス選手の穴を埋める選手の台頭が望まれる今シーズン。
戦いは厳しいものと見る。

今季、宮本選手は三塁にコンバートと聞く。
1年でも長く、グラウンドでリーダーシップを
発揮して欲しいと願う現われだと思う。

また神宮球場は改装で両翼が広くなり、
選手起用や戦術に大きく影響を及ぼすはずだ。

トレード、ドラフトで投手のコマ数はある程度揃っているので、
後は野手の世代交代が上手くいくかにかかる。

特に遊撃手、一塁手、左翼手だ。
誰が定位置を奪うのか、中軸は誰が打つのか。
高田新監督の選手起用と手腕が注目される。

2008年1月20日日曜日

中日、岡本投手 埼玉西武へ

昨年から気になっていた中日ー埼玉西武間の
人的保障移籍選手が昨日、発表された。

FAで中日に移籍した、
埼玉西武の和田選手に伴う人的保障で
埼玉西武は岡本投手を指名獲得したわけだ。

戦力層の厚い中日から誰が移籍指名されるか注目を集めていたが、
ブルペンスタッフの補強に重きを置いたようだ。
やはり、投手出の渡辺新監督の意向も働いたのだろう。

しかし、この移籍は埼玉西武にとって大きい。
中日にとっては、痛い投手の流出となった。

昨年の岡本投手は62試合に登板。
5勝2敗、33ホールドポイントと
終盤のセットアップとして大車輪の活躍。
防御率も2.89と文句なしの成績だ。

なにより、大きな故障がないことが強みだ。
4年連続で50試合に登板したことが物語っている。

使い減りしないブルペンスタッフの加入は
埼玉西武の今季終盤の戦いに大きくプラスになることだろう。
33歳の年齢もまだまだいける。
いきなりのクローザー候補にも上がるかも知れない。

岡本投手の加入で投手陣はある程度整った。
後は、4番カブレラの後釜と三塁手が固定できれば
面白いレギュラーシーズンになるのではと期待が持てる。

2008年1月19日土曜日

12球団の捕手事情 北海道日本ハム

12球団の捕手事情。北海道日本ハム編だ。

06,07年は見事なパ・リーグ連覇。
06年後の新庄、小笠原、岡島の3選手の流出もものともせずに、
チーム力での戦いに挑み、結果を残した。

チームを改革、牽引してきた、
高田前GMとヒルマン前監督の退団した今季、
梨田監督による新体制での3連覇挑戦の期待がかかる。

新体制の後のトレードも活発。
前エースの金村投手を阪神へ放出したが、
東京ヤクルトから、藤井投手、坂元投手を獲得してその補強に充てている。

野手の方は若手の台頭もあり、
まずは心配ないが稲葉選手の元気なうちに
次代の中軸打者を育てなければいけない。

捕手の方は、04年にブレイクした高橋捕手が
正捕手の座をキープしているが
このところ、打棒が湿りがちのところが気になる。
まだ29歳。さらに飛躍を期待したい。

2番手の鶴岡捕手もテスト入団から奮起して
ダルビッシュ投手の登板の際には専属捕手として出場。
その出場経験を生かして、高橋捕手から正捕手の座を狙っている。
26歳の伸びしろはどうか?

そして、リリーフ・キャッチャーなる
いかにもアメリカ流の起用法で終盤の接戦に貢献した
コーチ兼任の中嶋捕手が、
梨田監督の下でも終盤に起用されるかがキーポイントになる。

高橋、鶴岡の両捕手をサポートしてきたが
今後はその育成手腕にも期待がかかる。

若手では、駒井捕手、小山捕手の2人に
1軍入りの期待がかかる。
若い3番手として、どちらが先に1軍定着を果たすか、
こちらにも注目したい。

2008年1月18日金曜日

12球団の捕手事情 千葉ロッテ

12球団の捕手事情。 千葉ロッテ編だ。

バレンタイン監督と共に、チームは躍進。人気も急上昇。
12球団No.1のといわれる
マナーの良い、熱気のある応援のファン、サポーターに支えられている。

近年の千葉ロッテほど、
ドラフト戦略で成功している球団はないと思う。

投手、野手共に上位指名、下位指名に
かかわらず高卒から順当に戦力として育っており
特に野手の充実度は素晴らしい。

投手陣も若手が順調に育ってきておりまた、
速球派よりも制球と緩急のタイプが多いので
ある程度の年齢を迎えてもケガさえなければ大崩れはしない編成だ。

しかし、ブルペンスタッフは今年大再編だ。
ここ数年に渡って終盤を任されてきたYFKの3人、
薮田、藤田、小林雅投手らが揃って退団、移籍したからだ。

新たなセットアップにクローザーが求められる今季。
捕手の役割は重い。

捕手は今のところ、
里崎捕手、橋本捕手の2人が磐石の状態にある。
年齢的にも32歳。まだまだいけるはずだ。

特に里崎捕手は昨シーズン、成瀬投手を一人立ちさせた。
このことは、里崎捕手の今季に大きな変化を与えるに違いない。
自らが若手投手を育てたという経験と意識が
今シーズン、他の若手投手をリードするのに
大きな糧となったはずだからだ。

ブルペンスタッフ大再編の今季。
若手の著しい成長なくしてYFKの穴は埋まらない。

さらに贅沢をいえば3番手の捕手をいち早く育てるべきだ。
支配下選手登録でも、捕手は6人しかいない。
もし、里崎、橋本両捕手のどちらかが
故障離脱などの万が一の事態になった時には大きく戦力に影響する。

昨シーズン初めて1軍に昇格した03年入団の田中雅捕手。
04年入団の青松捕手とも
に先の2人との実力差はかなり大きい。
02年入団の金沢岳捕手にいたってはいまだ1軍経験すらない。

昨年、東北楽天から獲得した、新里賢捕手も含めて
次代の捕手の育成と獲得が今後の課題になるだろう。

制球と緩急で勝負する投手陣だからこそ捕手の果たす役割は大きい。
里崎、橋本捕手の元気なうちに
早く次代の捕手を育てておくことが、
常に優勝を争うチームとなる決め手になることは確実である。

2008年1月17日木曜日

12球団の捕手事情 福岡ソフトバンク

12球団の捕手事情、今日は福岡ソフトバンクだ。

ここ数年、レギュラーシーズンで一位になったりしながらも
ポストシーズンで敗退して、日本シリーズに出場出来ていない。

言うまでもなく、正捕手不在が
最近のいまひとつの成績を象徴している。

強引とも言われた手法で城島捕手を獲得して、
英才教育で、球界屈指の捕手に育て上げたのだが
その後、FAでメジャー流出。

その後遺症に現在も悩まされている。
しかし、いつまでも城島選手の穴が埋まらないようでは
今後の福岡ソフトバンクに未来はない。
正捕手の育成が何よりも急務である。

城島捕手がメジャー移籍を表明する前後に
ドラフトで指名、入団した捕手は4名。

04年は中西捕手と加藤捕手。
05年には、荒川捕手と高谷捕手。
しかし、まだまだ4捕手ともに発展途上の道半ば。

それ以前に入団している、的場捕手、山崎捕手も
正捕手と呼べるまでの状態には達していない。

数はいるけれど、抜きん出た捕手がいないわけだ。
昨シーズンは山崎捕手の出場機会が多かったが
まだまだ、リード面、キャッチング面での課題も多い。

素材はいるのだから、ヘタな補強はせずに
しっかりと城島捕手のような、生え抜きの捕手を早急に育ててほしい。

こんなチーム状況の中で、投手陣に先発のベテラン不在なのも痛い。
ベテランの先発投手が捕手を育てる上で重要だからだ。
城島捕手も、当時、工藤投手や武田投手に
どやされ、叱られながら成長していったのは承知のとうり。

できれば、斉藤和投手にその役目をして欲しいところだが
肩の手術で復帰は未定だし、
頭脳派の和田投手も、ヒジの異常で開幕絶望の状況。
杉内投手、新垣投手では、自分の投球に手一杯で
とても捕手の育成まで気がまわるはずもない。

なんとかして、首脳陣、投手陣が知恵を出し合い
正捕手の育成をしなければ、
投手、野手に層は厚くとも優勝戦線で戦うには不安がある。

ワシ的には昨季同様に山崎捕手を一番手に
使い続けるのが今は得策と見ている。
的場捕手はキャッチングに難がありすぎるからだ。

そして、05年入団の荒川捕手が、
1軍レベルに達して来た時に、我慢して使い続けていけば、
彼こそ城島捕手の後継になりうると思っている。

いつ城島捕手の後継が決まるのかが、
福岡ソフトバンクの浮沈のカギになる。

2008年1月16日水曜日

12球団の捕手事情 東北楽天

12球団の捕手事情。 今日は東北楽天だ。

球団創設3年目の昨シーズンは4位に浮上。さらなる成長に期待も膨らむ。

球団創設時の寄せ集め、
トライアウト組中心のブリキ軍団から、今季4年目。
自前の戦力も徐々に整ってきている。

まだまだ選手層の薄さは否めないが、
レギュラー組が故障なく、シーズンを過ごせれば
ポストシーズン出場もあながち夢でないところまできている。

さすが、『弱者の理論、戦法』を唱える野村監督である
。御年73歳。まだまだ健在。

足して『10』となる数字が自分には吉となると公言しており、
今までの背番号もすべてそのとうり。
現役時代の『19』、ヤクルト監督時の『73』
阪神監督時の『82』、そして現在、東北楽天監督では『19』

今年、73歳を迎えて、足せば『10』。
なにやら、台風の目となる予感さえ漂う今季だ。

さて、肝心の捕手事情だが、
なにせ50年ぶりの新球団立ち上げのために
捕手もベテランでここまでなんとかしのいで来た。
前中日から横浜の中村武捕手、カツノリ捕手などだ。

球団創設以来、昨シーズンまで5人の捕手をドラフトで指名し、
競争を促してきたが3年目の昨シーズン、
野村監督の御眼鏡にかなう捕手がやっと現れた。

06年大学、社会人ドラフト3位の嶋捕手である。
野球強豪校とはいえない、国学院大学出身ながら
ルーキーイヤーから125試合に出場。早々と正捕手の座を獲得した。

野村監督が目をつけたのが、
強肩とキャッチングのうまさ。それに観察眼。

たしかに打率は身長と同じくらいの低打率だが、
育成している段階では目をつむっているのだろう。

リードは教えれば何とかなる。リードを覚えれば打撃も良くなると思う。
過去に野村監督の育ててきた捕手は皆、そうなっているから。
ヤクルト時代の最高傑作、古田捕手、
阪神時代に育てた矢野捕手と
リード面での成長とともに打撃力も上昇しているのだ。

とはいっても、嶋捕手もうかうかとはしていられない。
今年も石峰捕手、木村捕手が入団して来ていてさらなる競争になるからだ。

05年入団組の銀次捕手、草野捕手や06年の井野捕手らもいる。

だが、現時点では嶋捕手が頭ひとつ以上抜け出している。
そういえば、ヤクルトの古田捕手が
ブレイクしたのは入団2年目のシーズン。
5割を超える盗塁阻止率をマークし
さらには首位打者のタイトルを獲得している。

嶋捕手にもそのような伸びしろを期待したい。

2008年1月15日火曜日

12球団の捕手事情 埼玉西武

12球団の捕手事情、今日は埼玉西武だ。

球団創設後の間もない頃から、
正捕手を長年努めてきたのが、前監督の伊東捕手なのは周知の事実。

高校時代から注目され、熊本工の夜間部にいたため
当初は、球団職員として採用のウラ技を使い
翌年のドラフトで指名入団のいきさつがあった。

入団後すぐに、1軍定着。
バツグンのリード面と強肩で正捕手につくと
渋いチーム打撃も加えて、西武黄金期を支えた。

その後、伊東捕手の後継を探すべく、
ドラフトで指名してきた捕手は、
ことごとく伊東捕手の厚いカベに頭角を現すことが出来ずにコンバートされて、
その打撃力でチームに貢献することとなる。

その代表選手が、高木大成選手、和田選手、G.G佐藤選手だ。

95年入団の高木大成選手は、
高校時代から注目を集めていた捕手。
慶応大卒で入団したが、活躍は一塁、DHでの打撃面。

96年入団の和田選手も
社会人から入団したものの捕手としては活躍出来ずに、外野へコンバート。
その後、中軸打者としてチームを支えてきた。
が、FAで今季から中日へ。

03年入団のG・G佐藤選手はアメリカ1Aからのテスト入団という異色の経歴。
しかし、捕手としては成功せずに、やはりコンバート。
打撃面で近年の成長と貢献は著しい。

それがアダとなって、
肝心の伊東捕手の後継はいつになっても育たずじまい。
伊東捕手の引退後は、00年、社会人からの入団である野田捕手と
01年、大学から入団の細川捕手との併用で
競争を促してきたがどちらも抜け出せない状況が続いてきた。

そこに割って入ってきたのが、05年高卒入団の炭谷銀仁郎捕手。
51年ぶりの高卒ルーキー1年目での
開幕スタメンと華々しいデビューを飾ったが、
やはり経験不足で正捕手に定着とまでは行かなかった。

そして現状は、守備面での成長があった細川捕手が
ほぼ正捕手の座を獲得。盗塁阻止率も高い。
が、いかんせん打力が非力すぎる。
今後は、打力の向上が課題となっている。

また炭谷銀仁郎捕手も経験を積み、正捕手の座を狙っている。

結果、一長一短がありながらも
正捕手と2番手の実力差は少ないために
深刻な捕手難になることはないだろう。

この1,2年で炭谷捕手が正捕手の座を奪取出来るようなら
前監督の伊東捕手のような活躍も期待される。

2008年1月14日月曜日

12球団の捕手事情 オリックス

『優勝チームに名捕手あり』

生涯一捕手、現東北楽天の野村監督の一言だ。
それだけ、捕手の担うところは大きい。

だが、そのレベルまで育てるのには時間がかかり、
また故障の危険も大きい。
そして、現代野球では捕手は守っていればいい
というものではなくなってきている。
打撃面でも、貢献を求められてきており
中心打者の役割さえこなす、強打、好守の捕手が理想像となりつつある。

昔は野村克也捕手、
現代野球でのそのはしりは、
その野村監督の育てた選手の中での最高傑作である古田敦也捕手だろう。

それまでの捕手像を根底から覆したといってもいい。
自ら捕手を希望する子供達が出てきたのは
明らかに古田選手以降の話だ。

それが、城島捕手、阿部捕手、里崎捕手につながっている。

もちろん、前埼玉西武の伊東監督や
現役の矢野捕手や谷繁捕手などの渋い捕手もいい味を持っている。

では現12球団の捕手事情はどうなっているか。
オリックスから見て行きたい。

言わずもがな04年の球団統合騒動の当該球団。
大阪近鉄との統合にもかかわらず、相変わらずの低迷ぶり。
ダブル・フランチャイズは止めて、
天然芝の神戸スタジアムに腰を据えてチームを強化するべきだ。

肝心の捕手事情も心もとない。
現在の正捕手は日高捕手。大卒12年目だ。
年齢も35歳とベテランの時期に差し掛かってきている。
ベテランだけあってリード面では卒がないがいかんせん打力不足。
これまで一度もシーズン100安打を達成してはいない。

そして、日高捕手に続く捕手がいないのがまた痛い。
社会人からの入団5年目の前田捕手も打力不足に泣いている。
鈴木捕手もオリンピック代表選手の肩書きを付けて
中日から移籍してきたもののパッとしないままだ。
2番手の捕手にすら泣いているのが現状だ。

次代を担う捕手として、高卒組の成長が待たれる。
伊藤捕手、横山捕手、土井捕手だ。
特に土井捕手。高校通算43本塁打の素質を持つ。
強肩でもあり、リード面でも課題を克服しつつある。

この3人が揃って成長して1軍に定着するぐらいでないと
捕手不足はもちろん、チームの復活もままなるまい。

2008年1月12日土曜日

ヤンキース 松井秀の危機拡大

昨日のトレード話、早々に発表されました。
3対3とはなかなかの規模のトレードです。

北海道日本ハムからは、
川島選手、押本投手、橋本投手が
東京ヤクルトからは藤井投手、坂元投手、三木選手が
それぞれ今季新天地に移ります。

やはり、東京ヤクルトの方に分が悪い。
野手不足なのに、バイ・プレーヤーの三木選手を放出するのか?
理解に苦しむ。

しかし、押本投手は東京ヤクルトにとっていい戦力になるでしょう。
今年もブルペン・スタッフとしていい働きを見せました。
各選手の心機一転の活躍を期待してます。

ところで本題。
ヤンキースが外野手補強に乗り出している話。

すでに、05年にアストロズで26ホーマーを放った実績のある
ジェイソン・レーン外野手を獲得したそうな。

06年、07年はさしたる成績も残せずに
今季途中にパドレスに放出されていたが、実績はある。

さらに同じパドレスから、
ゴールドグラブの常連のマイク・キャメロン外野手の獲得も目指しているという。
キャメロン外野手といえば、
ご存知かと思うがイチローがメジャー移籍した時に
マリナーズで共にプレーしたあのマイク・キャメロンだ。

既に、デイモン、カブレーラ、アブレイユで
固まっていると言われる布陣にさらにこの補強話。

ますます松井秀選手の
今季出場機会の確保は厳しい状況になってきた。

DHどころか本当にトレードされるのか?

それとも、若手のカブレーラなどを対象に
スターターの有力投手を狙うのか?

なんでも起こりうるヤンキースの補強。
リベラ、ポサーダ、A・ロッドの残留は決まっている為
後の補強はピッチング・スタッフと外野手と言うことか?

しばらくはヤンキースの動向から
松井秀選手の周りから目が離せなくなってきた。

2008年1月11日金曜日

大型トレード成立か?

密かにトレード話が進んでいるらしい。
ほぼ決まりだとも伝わってくる。

北海道日本ハムと東京ヤクルトの間で。

中心は東京ヤクルトの藤井投手。
小気味のいい左腕で、最多勝利タイトルの実績もある。
ただ、交通事故でケガをしたり、
このところはヒジの故障以来、結果は出せていない。

北海道日本ハムからは3年目の川島選手らしい。
内外野の両方をこなせるユーテリティ・プレーヤーだ。

1対1か?もしくは複数か?
ちょっとした大型トレードになるかも知れない。
1対1だとかなり東京ヤクルトの出血が大きい感じがするが。

確かに北海道日本ハムは左腕が欲しい。
一昨年の新人王の八木投手は昨年結果を残せなかったし
武田久投手も先発としてはいまひとつ
。もし藤井投手が復調すれば、これは大きな戦力に違いない。

対して、東京ヤクルトは投手、野手ともにコマ不足。
特に内野手は深刻だ。
まあ昨年のドラフトで有望投手2人を獲得できたことがあるのだろうが、
家族主義の東京ヤクルトでトレードはかなり珍しいことだ。

昨年、最下位という危機感の表れなのか?
高田新監督が主導したトレードであることは間違いない。

今季から神宮球場は両翼が約10mほど広くなる。
このことが戦術に与える影響は大きい。
広島市民球場と共に本塁打が出やすいといわれていたのが大きく変わる。

中日ドラゴンズや北海道日本ハムのように
ディフェンス重視の野球になるに違いない。
また現有戦力ではそこにしか活路はない。

北海道日本ハムの戦力を整えた高田新監督。
東京ヤクルトではどんな手腕を発揮するか?

このトレードはいつ正式発表になるのか?

2008年1月8日火曜日

FA人的保障

広島東洋は、
FAで阪神に移籍した新井選手の人的保障として
、阪神から赤松選手を獲得した。

赤松選手は俊足、巧打の外野手。
2005年に立命館大からの入団選手だ。
広島東洋は、機動力攻撃に活路を見出す戦いを
今季は求められるはずなので活躍の場も多いだろう。

残りの人的保障の対象球団は中日のみとなった。
FAで獲得した和田選手による埼玉西武からの人的保障対象だ。

中日は、近年ドラフトでも有望選手を獲得しており
その選手層の豊富さは折り紙付き。
プロテクト28選手から洩れた選手の中に
結構な大物や有望若手選手がいることが予想される。

昨年の球界最年長の工藤投手の
FA人的保障による横浜への移籍時並みの驚く展開があるやも知れぬ。

埼玉西武はどこのポジションに補強重点を置き
誰を人的保障で指名してくるか?
おそらく、投手か内野手と思われる。
投手陣はやはりコマ不足だし、
内野手も三塁、一塁が不安材料だからだ。
果たしてどうなるか?

年明け一番の球界ニュースの予感を孕んでいることは間違いない。

そういえば、話は変わるけど、
埼玉西武は石井一投手の獲得によるFAの人的保障で
東京ヤクルトに福地選手を持っていかれた。
これは、結構痛い流出のはず。
埼玉西武ファンの間では、悲鳴が上がったと言う。

しかし、その割には柴田選手を戦力外通告している。
タイプは同じ俊足、攻守の外野手だ。
柴田選手を戦力外にしたあとに
福地選手を人的保障で持っていかれたのだが
その際に、柴田選手と再契約すれば良かったのにと思う。

一度、戦力外にした後の再契約は
昨年、北海道日本ハムで坪井選手の例もある。
今年の春先の低迷期でのチーム貢献は大きかったはず。

埼玉西武は、
巨人軍を戦力外になった三浦選手をトライアウトで
獲得しているだけに余計に不思議でならない。

右左の違いはあれど、
1軍実績の面でははるかに柴田選手の方が上であり、
年齢もさして違わないからだ。

なぜ、埼玉西武は実績のある柴田選手と再契約をしなかったのだろうか?

2008年1月7日月曜日

高額複数年契約

年明け早々に考えさせられる事が。
福岡ソフトバンクの絶対的なエース、斉藤和投手が
右肩の内視鏡手術をすることになり、
今季の開幕はおろか、完治の時期は未定。
ややもすれば今季の復帰は絶望の可能性さえあると言う。

昨年も右肩疲労のために、
シーズンの大半を棒に振り、復帰してからも、
球数限定、中10日でしか投げられなかったのは記憶に新しい。

、ワシが思うのは複数年契約。
斉藤和投手は、確か4年で年平均3億円の年俸のはず。

昨年もフルシーズン働けず、
今年も危ういのに年俸3億円を貰うことが許されるのか?

例に挙げて悪いが、元中日の川崎投手のことを思い出した。
FAでヤクルトから中日へ移籍したその春に右肩の異常を訴えて
開幕戦に先発したものの早々にKO。

その後は2軍調整で、
結局、FA時に契約した高額複数年の年俸7億円を貰いながら、
1軍での勝利はなかった。

そしてそのまま、現役引退。
なんとも言いようのない形となった。

高額複数年の詳細は、当然分からないが働きもせずに、
億単位の高額年俸はいかがなものか?

いままでの貢献の蓄積の結果、勤続疲労との見方もあるが、
どうしても納得がいかない。

かつての、前東京ヤクルトの古田選手時代の時のように
基本年俸を決めて、あとは全て成績出来高にすべきではないか。

古田選手の時は推定2億円が基本年俸で
あとは出場試合、安打数やもろもろで
出来高満額で3億円を超える設定のようだった。
基本年俸は2億円でも高い気がする。

サッカー選手は、基本給と試合出場給に分かれていると聞く。
試合に出てナンボということだ。

決して、複数年契約をするなと言うわけではない。
複数年で気が緩んでいるとか言うつもりもない。
が、やはり高額複数年契約を結ぶ選手は
そのチームの屋台骨を背負っている中心選手のはずだ。
試合に出てナンボの高額年俸ではないのか?

基本年俸+出場機会や成績に応じた出来高制か
変動年俸の複数年契約かにするべきで
固定年俸の高額複数年契約は適性でない気がする。

これが、至極まっとうな考えだと思うが。。。。

2008年1月6日日曜日

ベテラン田口にエールを!!

ベテラン、オーバー40といえばこの選手にはエールを送りたい。
今季フィラデルフィア・フィリーズに移籍する田口壮選手である。

ご存知のとうり、万能型のスーパーサブだ。
日本時代は元々遊撃手でオリックスに入団。
同期入団の中にはあのイチローがいた。

しかし、プロでは遊撃手から外野手に転向。
プロでも有数の外野手として、
オリックスの黄金期をイチローとともに支えた。

その後、FAでセントルイス・カージナルスへメジャー移籍するが、
メジャーの壁にぶつかり2Aまで降格する。
が、環境にもめげず、年齢にもめげずに奮闘。

およそ3年後にメジャーに定着。
カージナルスでスーパーサブとして活躍した。

一昨年のレギュラー・シーズンはもちろん
特にリーグ・チャンピオンシップなどのポスト・シーズンでは
レギュラー顔負けの働きで
カージナルスのワールド・シリーズ制覇に大きく貢献した。

30歳を過ぎてのメジャー移籍ですぐにマイナー降格。それも2Aまで。
プライドも年俸もかなぐり捨てて、
メジャーに上がる道を模索して見事に昇格した田口選手。
一年でも長くプレーして欲しい。

かつて、千葉ロッテに在籍したこともある
フリオ・フランコ選手などは確か49歳くらいでも
サブ・メンバーとしてメジャーでプレーしたはず。
そこまでとはいわないが、長くメジャーで戦って欲しい。

野茂投手が本格的に開けたメジャーへの門だが
いままでマイナー降格の憂き目にあいながら
這い上がってきた選手は、大家投手と田口選手の2人だけだ。

マイナーに降格したり、契約で低い評価だと日本に出戻る選手が多い。
でも、大抵の選手はメジャー帰りということで
高年俸をもらいながら日本でも成績は今ひとつという輩が多いのだ。

その点、大家投手、田口選手、野茂投手は肝が据わっている。
メジャーでプレーしたいという気持ちももちろんだが
アメリカで野球をしたいという強い気持ちがあるからだ。

田口選手は今季移籍した。
チーム事情で若手に切り替える構想のために
自ら契約解除を申し出て、出場機会の多いチームを望んだのだ。

サブ選手でありながら、
セントルイスでは田口選手の移籍を惜しむファンが多かったと聞く。
選手間でも同様だったそうだ。

ベテランでありながら、
2Aから這い上がりいつも笑顔でチームに貢献するプレーをする
その姿がファンに認められていたのだろう。

そして、今季から所属するフィリーズは
外野の選手に不安を抱えるチームなので
大いに田口選手の出番がありそうだ。

今季も田口選手の動向に注目したい。
ケガなく1年でも長くメジャーでのプレーを見ていたいと
思わせる日本人メジャーリーガーである。

2008年1月5日土曜日

野茂メジャー復帰なるか?

昨年は野球浪人し、
メキシコやドミニカなどのウインターリーグで
再起にかけていた日本人メジャーのパイオニア
野茂投手がカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ。

右肩の手術以降、腕の振りが鈍くなり成績が低迷。
1年以上のブランクを抱えての
メジャー復帰へキャンプに招待選手として参加する。

かつての豪腕振りは影を潜めたが
数々のメジャーの修羅場を経験してきた
野茂投手のメジャー復帰がなるか?注目したい。

ロイヤルズの監督はあのトレイ・ヒルマン。
今年からの就任で、采配にも注目が集まる。
いち早く、日本から薮田投手(前千葉ロッテ)を
FAで獲得したように日本人の特性や長所は知っているだけに
野茂投手への期待もあるだろう。

が、桑田投手と比べ、メジャー復帰は険しいかも知れない。
完全なスターター・ピッチャーのタイプなので
使い方が限定されるからだ。

制球力にも難があるのは周知の事実。
それだけに、いかに腕が振り切れるか?で全てが決まるだろう。

もともと、球種は少なく、ファーストボールとフォーク。
それに、ブレーキングボールが少々だ。
腕が振り切れなければ、球威も出ないし、
フォークも見切られて、打者は振ってくれない。

自然と球数が増えて、
6イニング3失点まではOKでスターターの仕事をしたと認められる
メジャーの基本線であるクオリティ・スタートが出来なくなる。

それに、故障上がりで1年間ローテーションを
スキップすることなく守れるかにも不安がある。

しかし、メジャーではオーバー40でもスターターとして、
メジャーのマウンドに君臨している選手は多い。

グレッグ・マダックスやカート・シリング、
ジェイミー・モイヤーにランディ・ジョンソンなどなど

だから、野茂投手にも充分可能性はある。
なければ、マイナー契約すらしてもらえないだろう。
なんとか、メジャー復帰を果たして、
あのトルネードをまた見せて欲しいものである。

2008年1月4日金曜日

桑田投手、パイレーツとマイナー契約へ

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


昨年、ピッツバーグ・パイレーツでプレーし解雇されたあと、
アメリカ野球巡礼をしていた
元巨人軍の18番、桑田投手が
今年もパイレーツとマイナー契約を結ぶことが決まった。

すでにメールでの合意が確認されており、
あとは、桑田投手が契約書にサインするだけのようだ。

また、今年も桑田投手のチャレンジが見られるのは嬉しい。
マイナー契約なので、当然キャンプは招待選手扱い。

その中で結果を残してアピールし、
最終メジャー枠に残らなければならない。
しかし、おそらくはメジャー枠を勝ち取りまた、
メジャーのマウンドでのピッチングを見られるだろう。

だが、もちろんスターターやセットアップのポジションは難しいだろう。
主にモップアップ(敗戦処理)や
ミドルセットアップ(先発が早く崩れた時のつなぎ)が登板の場となろう。

ベテランがそのポジションをやることで
ブルペンの雰囲気を良くする事が出来るといわれている。
言葉の壁に困らない桑田投手なら問題ないでしょう。

日本でも千葉ロッテの小宮山投手がその役割を担っている。
かつてエースだった選手がバレンタイン監督との信頼関係を元に
ブルペンコーチにも似た役割をこなしているわけだ。

オーバー40でプレーしている選手には敬意を表する。
長く自己管理をして、実績も残さなければならないからだ。
それも投手で。

横浜の工藤投手、今年の誕生日で45歳。
中日の山本昌投手もオーバー40だ。

今年もこのベテラン投手達がどのような投球術をみせるのか注目したい。