2008年2月4日月曜日

ベテラン 村主章枝にエール

今月2月に、フィギュアスケートの4大陸選手権がある。

日本からは、浅田真央、安藤美姫、村主章枝の3選手が出場する。

村主選手は、昨年の日本選手権で4位となり
3月の世界選手権の代表にはなれなかった。
この4大陸選手権が2007~2008シーズンの締め括りの大会になる。

ここまで、女子のフィギュア界を
荒川静香選手(現プロ)と共に牽引してきた村主選手。
いまや日本では現役最年長の27歳になった。

トリノオリンピックで金メダルに輝いた荒川選手が脚光を浴び
若手の浅田、安藤の2選手に注目が集まる中
黙々と自分の演技にこだわりを持って競技生活を送る
村主選手にはまだ、このままで終わって欲しくない。

いまの、ジャッジシステムでは3回転ー3回転を跳ばない
村主選手には不利な面がある。
また、彼女得意の高速アップライトスピンも
その速さは加点の対象にならない。

そして、ループジャンプを苦手としていて
ここ数年は公式戦で跳んでいない。
やはり、まんべんなく、5種類の3回転を跳んで、
アクセルジャンプをこなさないと今のシステムでは技術点が稼げない。

しかし、難易度の高いルッツ、フリップのジャンプはこなせるし
3回転フリップからの2回転アクセルのジャンプシークエンスを持っている。

そして
『氷上の女優』 『情熱の演技』 『土壇場の村主』といわれる所以の
演技、表現力の村主ワールドがあれば、
まだまだ、世界と互角以上に戦えると思っているのだ。

グランプリファイナル優勝や、世界選手権銀メダルの実績を持つ
村主選手の演技はまだまだ見ていたい。
世界と戦っている姿を見たいのだ。

記憶に残る村主選手のスケートには、演技プログラムには
彼女でしか出せない魅力がある。

2010年のバンクーバーに向けて
今回の4大陸選手権で、浅田、安藤の若手2選手の向こうを張って
村主選手ならではの演技を見せて欲しい。
そして、願わくば表彰台に上がって欲しい。

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