2008年2月18日月曜日

浅田真央 4大陸選手権初優勝

男子に続く、優勝。ダブルでの金メダルとなった。
女子の浅田真央選手の4大陸選手権での優勝である。

2007~2008シーズンで初のSP、フリー演技ともにの
完全優勝であった。

来月の世界選手権に向けて、いい自信になったはずである。
特にフリー演技での、トリプル・アクセルは
今シーズン一番の高さのある跳びとしっかりとした着氷だった。
ジャンプだけでなく、スピン、スパイラル、ステップともに
年々進歩を見せていて、総合での190点台後半は当たり前になってきた。

ぜひ、世界選手権で女子フィギュアの世界大会初の200点台の演技をみせてほしい。

そのために、今回気になったのが、SP、フリー演技両方で
3回転ー3回転のコンビネーションジャンプを回転不足とジャッジされたこと。
ほんの何分の一なのだろうが、この点は大事にして欲しい。
3回転ー2回転とジャッジされれば当然基礎点は低く抑えられるし
GOE(プラス点)も、もらえないからだ。

世界選手権にはキム・ヨナ選手も出てくるであろう。
今季に限っていえば、キム・ヨナ選手にはスキがない。
安定感のある演技になっている。
3回転ー3回転やダブル・アクセルからの3回転コンビネーションなど
難易度の高い要素でも乱れがない。

段々と調子を取り戻しつつある浅田選手とはいえ大きな脅威である。

3位に入った安藤美姫選手も一時の不調を乗り越えたようだ。
今回宣言していたとうりに4回転サルコウに2年半ぶりに
トライしたが、フリー演技冒頭での3回転ー3回転が乱れたことで
4回転サルコウは2回転でパンクしてしまった。

やはり、4回転をいれるという緊張感からなのかと思ってしまう。
これからの練習と負傷している肩、大腿部次第なのだろうが
世界選手権でも4回転サルコウにトライするかどうか
彼女自身とニコライ・コーチの判断が注目だ。
4回転を回避すると、浅田選手やキム・ヨナ選手との差は微妙なものになってくる。

2位に入ったカナダのジョアニー・ロシェット選手も調子を上げている。
ノーミスの演技なら、これまた表彰台候補だ。

今大会は10位と振るわなかった村主章枝選手だが
彼女自身がコメントしたとうり
『今季は一度全てをバラして積み上げている作業の最中』
との言葉を信じたい。

今季はジャンプでの苦労が見て取れた。
3回転ー3回転のコンビネーションを持つか、
5種類の3回転ジャンプを全てマスターするか、
2010年のバンクーバー五輪の代表決定時までに
村主選手らしい輝きを取り戻して欲しい。

今大会同様に、男女揃っての金メダルなるか?
世界選手権は大注目だ。

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